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VIVITA ROBOCON 2019の VIVISTOP柏の葉予選をグラレコしました

こんにちは!

VIVITAでインターンをしている、グラフィックレコーダーの「うねうね」こと中塚優音です!

普段は、神戸芸術工科大学の大学院生をしています!学部時代は絵画を専攻しており、現在はワークショップとその記録手法であるRTD(リアルタイムドキュメンテーション)を研究しています。

今回は、RTDの中の一つであるグラフィックレコーディングという手法で描いた「VIVITA ROBOCON 2019」 VIVISTOP柏の葉予選をご紹介したいと思います。

グラフィックレコーディングとは?

 会議や人が集まる場面で、全体の流れをリアルタイムで絵画化し参加者へ共有するための記録手法です。

グラレコをするメリット

  • 複雑な物事が明確になり、参加者が共通認識できる。

  • 短時間で全体の流れを把握することができる。

  • リアルタイムで自分のイメージが可視化され、発話の活性化につながりやすい。

  • 自分の参加状況が確認して、リフレクションができる。

などがあります!

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グラレコのグラレコ

詳しくはこちらの本で↓
協同と表現のワークショップ―学びのための環境のデザイン

準備の様子

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準備日の様子です。大人が行う会場設営から子どもたちのリハーサルまでを記録しました。 私も含め、大人も子どもも大忙しの1日で、みんながてんやんわんやしている様子が伝わるように描きました。

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ロボコン準備日の様子(in VIVISTOP柏の葉)

【子どもたちの様子】

始めは緊張感や焦りがうかがえましたが、徐々に落ち着いていき、本格的に準備に取り組んでいました。ロボコン常連メンバーの子どもたちは、初出場の子どもたちをリードして和ませていました。 また、普段活動しているVIVISTOPとは違う雰囲気にとても盛り上がっていました。スクリーンに映る自分の姿が面白くて、カメラの前でダンスしたり、誰かを写してズームインとズームアウトを繰り返したり…。通常活動の様子を見ていると、みんなどこか大人びて見えていましたが、子どもらしい一面を見ることができて嬉しかったです。

【大人の様子】

終始みんながバタバタしている印象でした。常に誰かを探していたり、大きな声でアナウンスし続けていたり、テクニカルサポーターの方々がバックヤードでぎゅうぎゅう詰めで作業していたり、時には子どもにちょっかいをかけられて大混乱になっている場面もありました。レコーダーとして側から見ている分には、様々な動きがあって面白い事ばかり起きていましたが、当の本人たちは本当に必死でした。

当日の様子

ここからいよいよVIVISTOP柏の葉予選大会の様子です。 f:id:nakatsuka808:20190927003638j:plain f:id:nakatsuka808:20190927001110j:plain

【午前の部】

まずは前半戦をご紹介します。練習では起きなかったようなことが次々と起こる魔のステージに子どもも大人も翻弄されていました。 それぞれが5分間という限られた時間の中で集中して競技に挑んでいるため、自分や周りがどんな様子だったかを認知できていません。なので、できるだけ周囲の環境やリアルタイムの声を入れ込めるように描きました。

個人的に印象に残っているシーンは、こむっちの”子象の行進”ロボットへの声援が終始「パオーン」で、会場中がパオーンと優しさに包まれたことです。

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予選前半の様子

【午後の部】

ここからお昼を挟んで午後に備えています。

余談ですが、グラレコをしている時に出たご飯は必ず描くというマイルールがあるので、ご飯の描き込みだけ気合の入り方が違います(はたして良いのか悪いのか…)。ご飯が共通のものであれば尚更みんなの記憶にも残りやすいので、しっかり描くようにしています。私はサバ味噌弁当でした。美味しかったです。

そんなこんなで後半戦の様子です。 午前中もそうですが、記録という立場を飛び出して応援に熱が入ってしまう場面がよくあり画面が乱れていることが多いですね。反省!

しかし、子どもたちが一緒に描いてくれたりしてなんとか全体を描くことができました。

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予選後半の様子

ちなみに…

私は今回のロボコンでVIVISTOP柏の葉の子どもたちのデザインや塗装のサポートも行いました。 子どもたちの豊かな発想をどう形にしていくかを一緒に試行錯誤しました。

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キャンディポップ号を可愛いく塗装中
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かいとゴジラの質感をどう出すかを悩み中
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苔を増殖中

また、えのもんのロボット”ニセモン”のデザイン・制作もしました。結構な賭けに出たデザインでしたが会場が盛り上がってくれてよかったです。

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ニセモンの実物。ちょっと(?)怖いですね。
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競技中のファンサービスタイム。子どもたちが前のめりで撮影してくれました。

ロボットの数だけストーリーがあって、泣いて笑ってよいロボコンとなりました。 全国大会に出場する人もできなかった人も多くの学びの場になったと思います。

みんなよく健闘しました!長い間たくさん頑張ったね!お疲れ様!これからもたくさんモノ作りしてください。

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子どもたちの活動から得た発見

リハーサルの最中、待機中の子どもが「うねうねなにしてるのー?」とグラレコに興味を示してくれたので、2日間を通して子どもたちと一緒に記録をしてみることにしました。

誰かが描き始めると、他の子どもたちもつられてやって来たので、しばらくグラレコをする子どもたちの様子を観察してみました。その中で、「状況を見る人」「情報を描く人」「色を塗る人」「完成した絵を分類する人」に分かれて記録をしていることに気がつきました。

一見、みんなが同じことをしているように思えても、それぞれが見ているものや感じていることは違っていて、それが組み合わさることによってより参加者の記憶に残りやすいものになると感じました。

一人で描いているとそういった気づきは生まれにくいものなので、複数で役割分担をしながら記録をするのも新鮮で楽しいと感じました。ところどころに、色んな人の編集されていない痕跡が残っているのもリアルタイムならではの良さですね。子どもの視点から見たグラレコは素直であたたかいなぁと思いました。

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子どもがグラレコを描いている様子

全体を通して

グラレコは、参加者が自分の行動を振り返り、客観的に見るきっかけとなるものです。振り返ることで、自分の心が動いた事柄や、普段なら忘れてしまいそうな些細な気づきを記憶として定着させることができます。

プロモーションではなく参加者のための記録なので「良い部分だけを抜き出さない」ということ意識して描いています。ポジティブな面だけでなく、不安な気持ちや葛藤する姿も記録します。失敗したことも、上手にできなかったことも本人にとっては大切な経験だからです。なので、何がその場で起こっているのか、どんな情報が参加者に必要なのか、参加者が過ごした時間を丁寧にすくい上げて、見て、考えて、描くことが大切だと改めて思いました。

今後もグラレコを通して、自分だけが大切にできる気持ちや時間が増えていくような、そんな素敵な振り返りのサポートをしていけたら良いなと思います。

感想

VIVITAに来て、沢山の人にグラレコを知ってもらえる機会となり、自分の中でも新しい発見がどんどん生まれてきました。今まで、記録の立場というものは一人で黙々と行うものだと考えていましたが、参加者側に立って記録をすることによって、初めてその場が完成するように思えました。

ヒト・モノ・コトが揃うだけでこんなにも素敵な時間を共有できるということを忘れずに邁進したいと思います。

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最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました!