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アプリエンジニアにオススメのマイコン開発環境

こんにちは。ソフトウェアエンジニアの板本@itamotoです。

私は主にWEBアプリケーション開発をしていますが、たまにArduinoを使ってちょっとした電子工作をすることもあります。
本当にたまにやる程度でいつまで経っても電子工作初心者レベルな感じは否めないのですが、そんな私のような人にオススメのArduino開発環境に出会ったのでご紹介しようと思います。

PlatformIOというものなのですが、エディタ、開発環境として使われいてる方もかなり多いと思われるVisual Studio CodeのExtentionsとして利用できるのがすごく気に入っています。 platformio.org

PlatformIO IDEをインストール

f:id:itamoto:20200912002925p:plain Extentionsで PlatformIO で検索して出てくるPlatformIO IDEを選んでインストール

プロジェクトの作成

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プロジェクト作成の手順

  1. PlatformIOのアイコンをクリック
  2. PIO HOMEをOPEN
  3. Create New Projectをクリック

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プロジェクト名とボードを選択
今回、私はM5CameraというESP32ベースでカメラの付いた製品を使って定点カメラを作りたかったので、ボードには M5Stack Core ESP32を選択。
様々なボードがサポートされていて、合ったものがあればそれを選択するだけで細かい設定をせずともすぐに開発が進められるのがPlatformIOの強みだと思います。

開発作業

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src以下にmain.cppが作られています
main.cppには見慣れたsetupとloopメソッドがあるので、ArduinoIDEで書くのと同様に実装を進めます。

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PLATFORMIO TASKSを開きます
あとはボードをPCと接続して、書き込みを行ってシリアルモニタで確認ができれば問題なしです。 それには上記、PLATFORMIO TASKSのメニューでUpload and Monitorを実行すると、書き込みしてその直後にシリアルモニタを開いてくれます。 VSCodeのコンソールでモニタできるのは非常に快適です。

使い慣れた開発環境でマイコンの開発ができるのですごく助かっています。
自分の場合、たまにしか開かないArduinoIDEを使った開発だと始めるのが少し億劫に感じてしまったりすることも正直ありました。 苦手意識を払拭して初心者から成長したいなと思います。