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VIVITAの壺 #8 デザイナー 西沢 一登 ほぼ一万字インタビュー

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VIVITAの壺とは!?
VIVITA管理部のくぼちゃんとコミュニケーターのさかいが、社内のヒト・モノ・コトについてインタビューしまくるコーナーです。VIVITAの魅力をみなさまにお伝えすべく、どこまでも食い下がり核心に迫ります。


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今回もオンラインでインタビューをおこないました

自分のスキルと可能性を広げるために

さかい:
西沢さん、VIVITAとの関係が社員から業務委託契約に切り替わるとのことで、ご自身の会社を設立されましたね。会社のお名前を教えてください。

西沢:
K I V I (キヴィ)株式会社です。

さかい:
名前の由来は何ですか?

西沢:
あんまり強い意味を持ちすぎないように、短くて覚えやすくてかわいい、ロゴ映えするような感じのものがいいかなと思いまして。

フィンランド語で石とか種とか、そういう意味なんですよ。

さかい:
フィンランド語だったんですね。
なぜ業務委託契約に切り替えたのか、伺ってもいいですか?

西沢:
働く時間の枠を超えがちだったからという理由もあるのですが、独立することで、自分のデザインのスキルや他社さんとの付き合いを広げていったり、長期的に見ればいいチャンスだなと思ったんです。

VIVITAは起業家を育てようとしているので、中にそういう人がいるのもいいかなって思ったんです。起業してみたら、分かる部分もあるかなと。

さかい:
そうですね、体験しないとわからないですからね。

起業する前も今も役割は変わってないと思いますが、改めてVIVITAでどんなスキルを生かして何をしているのか、聞かせてください。

西沢:
UI/UX デザインが専門です。VIVITAでは、VIVIWARE関連のアプリなどを中心に携わっています。割と初期の頃に入社したので、開発フェーズから関わっています。

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VIVITAが開発しているアプリケーションのUI

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西沢さんが手掛けたwebサイトデザイン

西沢:
自分の専門領域を活かして子どもたちとも活動したくて、子どもならではの新しいアイディアをかたちにする「TOY DESIGN プロジェクト」なども実験的に手掛けています。

前回は7ヶ月かけて、8つのプロトタイプを制作して発表しました。

【VIVITA】TOY DESIGN プロトタイプ・プレゼンテーション

ワクワクする未来のプロダクトを手掛けたい

さかい:
VIVITAに興味を持ったきっかけ、入社した経緯を教えてください。

西沢:
今でこそ、子どもの学びに取り組む会社は増えてきていますが、僕がVIVITAに入社した頃はまだそんなに多くなくて。「子どものための、ワクワクする未来のプロダクトをつくる」と聞いて、新しさを感じました。

「ワクワク」というキーワードは当時、採用関連のページに掲載されていたんですけれど、すごく共感できていいなと思って。興味を持ったので面談してもらいました。

くぼた:
西沢さん、エージェント経由でしたよね。

西沢:
そうです。「こういう会社があるんですけど興味ありますか」と紹介されたのがきっかけです。

さかい:
エージェントに登録してたってことは、転職活動をしていたんですね。

西沢:
ソニーを辞めて1年間、デジタルハリウッドで CG の勉強をしていたんです。卒業を半年後に控えたあたりから、いろんな転職サービスに登録してエージェントさんに会ったりして、転職マーケットの状況を伺ってました。

さかい:
ソニーには何年くらいいらっしゃったんですか?

西沢:
新卒入社して12年ですね。

さかい:
ソニーではどんなことを?

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西沢:
最初の頃はテレビやホームシアターシステム、HDDレコーダーなどのプロダクトのUIデザインを主に担当していました。iPhoneやAndroidが登場してからはスマホやタブレット向けのアプリや、Webで実装されるサービスのUIデザインが増えてきましたね。

さかい:
プロダクト、サービス、アプリケーションのUIデザインがメインなんですね。

西沢:
製品のUIデザイン以外にも、研究開発プロジェクトで「未来のプロダクトのプロトタイプを作る」といったデザインも関わりました。例えば照明機器からプロジェクションした映像をタッチ操作できるようなUIを担当していました。

このプロジェクトは「今はまだないプロダクトをつくろう!」というエンジニアさんの熱意がすごく高くて、まだ誰も体験したことがないアイデアがプロトタイプとして具現化していく過程がワクワクして、デザインもやりがいがありました。

ソニーはプロダクトからサービスまでビジネス領域が多岐にわたるので、ひとくちにUIデザインと言っても、案件ごとに背景や実装条件が違う幅広い貴重な経験をさせてもらいました。

さかい:
その経験の上で、デジハリに行こうと思ったのは何故だったんですか。

西沢:
ひとつは、大企業の中でクローズドで使われていた技術が、誰でも使えるようになる民主化の流れが生まれてきて、大企業ではなく個人や小さいチームでもいろいろできそうだなと感じたことです。UnityやUnreal Engineのような無料でも使えるゲームエンジンが出てきて、個人レベルでも3Dを使ったデザインができるようになって、自分でも遊びで実験したりしていたので。

もうひとつは、単純にゲームやアニメを自分でつくってみたいなという動機がありましたね。当時ARやVRがでてきて、UIデザインでも3D要素が求められるようになってUnityやMayaなどの3Dツールを触って遊んでいました。

ただ、3Dは覚えることや勉強することがすごく多くて、仕事の合間に独学するには時間かかるなと思っていました。ですので、集中した時間を作って基礎からきちんと勉強しておきたいなと。デザインのお仕事でも3Dは強みになるかなと思ったんです。

さかい:
VIVITAでも、そのスキルを活かして何かできそうですね。

西沢:
最近はあまりないですが、最初の頃やってました。指揮棒で指揮すると、3DCGの男の子が指揮にリズムを合わせて楽器を弾くインタラクティブな仕組みをエンジニアさんと一緒に作ってメイカーフェアに出展したりしましたね。

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メイカーフェアに出展した3Dキャラクター「森のタクト」

さかい:
ちなみに、デザイナーになろうと思ったのはいつごろですか。

西沢:
学生の頃ですね。武蔵野美術大学の視覚伝達デザインという学科にいて、グラフィックや映像のデザインを勉強していたのですが、アウトプットの形式は割と何でもよくて、メディア自体も自分で考えてそこに落とし込む、という自由な感じだったんです。

当時はプログラミングを使ってデザインすることにハマっていて、その流れで3、4年生のときはUIやインタラクションのデザイン作品をつくっていました。漠然と、未来のインターフェースを考えるようなことをやってみたいなって思っていました。

MITのメディアラボでやってるような、未来のプロダクトやライフスタイルをつくりたいなと思っていたんです。ソニーにもCSLという研究所があって、そこがインタラクションのプロトタイプなど発表していたのを見て興味が湧き、ソニーで働きたいと思いました。

人を楽しませるものが好き

さかい:
そもそも美大に進もうと思うきっかけがあったと思うんですけれど、子どもの頃から興味があったんですか?

西沢:
普通の子どもでしたね。田舎だったので、小学生の頃は虫取ったり魚釣ったりして遊んでいました。多少、普通の子どもよりは絵を描いていた、というくらいだと思います。

美大に進んだ理由のひとつには、学校の勉強に興味がなくなったということがあります。高校生になったら勉強しなくなって受験もしんどいし・・・。何か違う道がないものかと思っていたとき、本屋でたまたま美大受験の本をみつけて興味を持ちました。

さかい:
絵を描いたりモノを作ったりするのが好きで、と言うよりは、消去法で得意な方面に進んだって感じですか?

西沢:
両方ですね。映画やアニメがすごく好きなので、絵やデザインを学んでそういう方向に行けるといいな、と思っていました。

バリバリ勉強して大企業入って・・・みたいなことは全く考えてなかったですね。

さかい:
でも武蔵美って、入っちゃおうかな〜?みたいな感じで入れる大学でもないと思うんですけど。(笑)

くぼた:
(笑)

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西沢:
現役の時は、まったく箸にも棒にもかからずで、全部落ちました。

美大受験って試験対策がっちりやらないとなかなか合格できないんですが、地方だと予備校がないので。1年浪人して埼玉の予備校で勉強して、運良く武蔵美に合格しました。

さかい:
アニメや映画が好きなことも原点だったりすると思うのですが、今の自分に影響を与えているような出来事って何かありますか?こっちに進もう、と思った大きなきっかけとか。

西沢:
そういう意味で言うと、VIVITAの「ワクワク」もそうですけど、とにかく人を楽しませたりするものが好きなんですよね。究極的には、役に立つものよりは楽しいエンターテイメント、人を楽しませてくれるものがすごく好きです。

さかい:
それが TOY DESIGN の活動につながっていくのでしょうか。

西沢:
そうですね。おもちゃも基本的には、人や子どもを楽しませたりするものですし、映画やアニメもエンタメなので。

さかい:
西沢さんが一番好きな映画やアニメって何ですか?

西沢:
ええ〜(笑)

くぼた:
聞きたいです!

西沢:
普通すぎるんですけど、映画だと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が好きですね。何回観ても面白いです!

さかい:
わかります。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は名作ですよね。

西沢:
アニメだとジブリ作品が大好きです。

くぼた:
西沢さん、たくさん映画を観ているイメージあります。他のクルーとよく映画のことを語ってましたよね。

西沢:
好きですね。映画のネタで話すのも好きですし。

さかい:
最近は何か観ましたか?

西沢:
最近あんまり観てないんです。コロナ禍で映画館に行ってないんですよね。それまで結構行ってたんですけど。

さかい:
映画館、いま一席ずつ空けてるから、快適ですよ。行くなら今ですよ。
(※インタビュー時)

西沢:
そろそろ行ってもよさそうな感じですか?

さかい:
映画館は換気もしっかりしてるから、大丈夫ですよ。私もさすがに自粛期間中は行かなかったけど、今は普通に通ってます。

今度ぜひ、みんなで映画の話をしましょう。

西沢:
ぜひぜひ。

VIVIWAREに全力投球

さかい:
西沢さんがこれから、VIVITAでやりたいこと実現していきたいことを聞かせていただきたいです。

西沢:
今まさに、VIVIWARE Cell をちゃんと作って世の中に出す、ということをやっているので、そこに注力して成功させたいですね。コストもかけてますし、エンジニアさんたちも全力投球しているので。

それが成功すると、VIVITAにとっても大きな前進になると思いますし、きっと次の展開も見えてくるので、僕も全力投球したいなと思っています。

さかい:
VIVIWARE Cell は正念場ですね。あとはやっぱり、TOY DESIGN ですか?

西沢:
しばらく新型コロナウイルスの影響で対面の活動が難しそうだし、どうしようかなと思ってます。

さかい:
柏の葉のVIVISTOPも少しずつ現場の活動を増やしていますし、やりようによっては、オンオフを使い分けて展開していけそうな気もしますけどね。

西沢:
そうですね。VIVIWARE との相乗効果も高いので、上手く続けていきたいなと思ってます。

さかい:
VIVIWARE が世に出たら、裾野を広げていく活動と合わせて面白く展開していけるといいですね。

西沢:
こんな感じて使ったらいいよ、という VIVIWARE の作例になればいいなと思います。

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さかい:
VIVISTOP は今、あり方をゼロベースで見直して試行錯誤を続けているところですけれど、VIVISTOPってこういう場所だったらいいな、と西沢さんが思う理想はありますか?

西沢:
今は新型コロナウイルスの影響があるから、いろいろやりにくいのかなと・・・。どうなんですかね、これは逆に伺いたいです。

さかい:
柏の葉は、自粛期間中はほぼオンラインで活動していたんですが、緊急事態宣言が解除されてからは、予約制でプロジェクトベースで動いていますね。

だから一応オープンはしているけれども、昔みたいに何時から何時まで開いてて、ふらっといつ来てもいいよみたいな場所ではなくなっています。難しいところなんですが。

西沢:
VIVISTOPはいろんなやり方をいろいろ試していくしかないのかな、と思いますね。

さかい:
あとは拠点が増えてきている中で、それぞれの VIVISTOP のクルーたちがそれぞれの特徴や特性を出していこうとしていますね。

西沢:
いろいろ試して、いいところは影響しあって、いろんな VIVISTOP のバリエーションがあってもいいですね。

さかい:
西沢さん自身が VIVISTOP でやりたいことってありますか?

西沢:
できることなら、各地域にひとつ VIVISTOP があって、地域の方と交流しながらクリエイティブなことや実験的なことができると本当にいいな、と思うんですけどね。面白い人が集まる地域コミュニティみたいな場所にしたいです。

運用資金など難しい部分もあると思うので、行政や自治体と連携したらいいのかもしれないですけどね。

さかい:
地域に根ざして、大人と子どもが集まるクリエイティブなコミュニティになっていくっていうのは、いずれ目指していくところですよね。

西沢:
特にこのご時世なので、身近に VIVISTOP があるといいなと思います。

自由と、パワーを集結させることのバランス

さかい:
これから VIVIWARE を世に出して VIVITA が成長していくなかで、解決すべき課題みたいなものはあると思いますか?

西沢:
VIVITA らしさと相反するので難しいところだと思うのですが、やはり達成したいゴールみたいなものがあると、力を注ぎやすいのかなと思う部分は少々ありますね。

自由にやっていいよ、やりたいことから見つけていけばいいよ、っていうのはすごく理想的な環境ですし、他の会社だとなかなか許されることではないんですけれど、具体的なゴールのイメージもあると組織として計画を立てたり連携もしやすいのかなと。

ただそうすると普通の会社みたいになってしまって、面白くなくなる可能性があるので、バランスが難しいところですよね。あんまりやりすぎるとやらされ感が出てパフォーマンスが落ちるかもしれないし。

そういう意味では、VIVIWARE の開発は割とバランスが取れているのかなって。パワーがうまく集結してる気がします。

さかい:
何のためにやってるのかっていうのを都度みんなで確認して、そこに立ち返るっていうことを意識してやっていくといいのかもしれないですね。

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究極のアジャイル開発環境

さかい:
西沢さん、VIVITAに入社して何年目ですか。

西沢:
5年目ですね。

さかい:
おお、結構長いですね。働いてみて、VIVITAならではと思うことはありましたか?

西沢:
VIVITAは組織のあり方やビジネスモデルが、もしかしたら未来のかたちなのかもしれないなぁ、と思いますね。ホリエモンが「遊びが未来のビジネスになる」みたいなことを言ってますが、そのくらい時代を先取りしているのかもしれないなと。

ガチガチの大企業からVIVITAに入って、自分の考え方の幅がすごく広がったと思います。泰蔵さんの実験的な経営スタイルもすごく面白いと思います。

さかい:
西沢さん的には働きやすいですか?

西沢:
働きやすいと思いますよ。他の会社に比べれば、圧倒的に働きやすいんじゃないでしょうか。普通の会社だと組織がやることを全部決めて役割にはめ込みますが、そういうこともないですし、自由度が大きいので。

さかい:
確かにそうですね。

VIVITAだから実現できていることって何かありますか?

西沢:
アプリのUIを作るにしても、普通はなかなか上流からエンドユーザーまで関わるようなことはできないんですが、VIVITAでは企画から関わって、エンドユーザーである子どもたちが使っている様子まで見ることができるんですね。そこが一番いいですね。とても大きいです。

さかい:
言われてみれば、使う人がすぐ目の前にいるっていう環境は、なかなかないですよね。

西沢:
その反応を見ながら考えられるっていうのは、究極のアジャイルですね。面白いですし、すごくやりがいがあります。

さかい:
今後もずっと、その経験が活きそうですね。

西沢:
子どもっていうのは正直でいいですよね。大人はユーザーインタビューでも空気を読んでくれる方も一定数いて、ホントの正直な意見を引き出せないこともありますが、子どもは直球ですぐ「わかんない」とか言うし、いい体験になっています。(笑)

さかい:
VIVITAに入ってから自分自身が変わった、と感じるところってありますか?

西沢:
考え方の幅が広がったっていうことと、ひとつのゴールに向かっていくというより、答えがあるか分からないけどやりながら考えよう、みたいなことが出来るようになったことですね。

失敗してもいいよって言ってくれる会社はあんまりないと思いますし、実験的にいろいろやってみて気付くことや、失敗しながら学ぶこともたくさんあったので、得難い体験をしていると思います。

さかい:
失敗してもとりあえずやってみろっていう文化は、VIVITAの特徴だと私も思います。

西沢:
普通の会社は失敗を避けるというか、失敗しそうになったら誰かが手を出してきたりしますけどね。

みんなが向かっている方向に貢献したい

さかい:
ところで、VIVITAの誰かに聞いてみたいことって何かありますか?

西沢:
長期的に何を達成したいのか、ふわっとしたことでもいいので聞いてみたいかなって思いますね。

さかい:
泰蔵さんにですか?

西沢:
いや、みんなにです。多分みんな考えてることが違うと思うので。

VIVISTOPなりVIVITAで開発しているプロダクトなり、5年後10年後、どんな感じになっていたらいいと思っているのか聞いてみたいです。

さかい:
確かに、どこを目指していってるのかは人それぞれっていう会社だから、聞いてみたいですね。

西沢さんはどんな5年後を思い描いていますか?

西沢:
今回自分の会社を作ったので、今後はVIVITAにどう貢献できるかっていう立場でやっていこうかなと思っているんです。だからみんなが向かっている方向を知りたいな、というのがありますね。

これまでは自分も内側の人間として、自分の理解で、自分のやりたい事やVIVITAのミッションを形にするっていうことをやってきたんですけど、少し視点を変えて、みんなが向かっている方向にどうやって貢献できるかっていうことを考えていきたいと思っています。

さかい:
このシリーズのこの質問項目が、初めて有意義に感じました。(笑)

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割と普通の悩み

さかい:
最後に個人的なことを伺いたいのですが、仕事は楽しいですか?

西沢:
はい、楽しいですね。

さかい:
楽しむコツは何でしょう?

西沢:
勝手に楽しむってことですかね。

さかい:
それが一番ですよね。

西沢:
楽しむポイントを自分で見つけるっていう。やり始めると楽しいっていうこともありますが。あんまり答えになってないですかね。

さかい:
逆に、悩み事はありますか?

西沢:
子どもの教育費とか、そういう普通の生活の経済的な部分ですね。
仕事いっぱいやんなきゃなぁ、とか。(笑)

さかい:
な、なるほど・・・。お子さんは何人ですか?

西沢:
2人です。小2と幼稚園の年中さんです。

さかい:
2人か、教育費かかりますね。

西沢:
計算すると結構ぞっとするんですよ。大学を卒業させるまでっていうのはすごいお金がかかるんですよね。

さかい:
巷で言われている教育費ってどこまで真実なんだろうって思ったりもするんですけど、びっくりする金額ですよね。

西沢:
教育費ってなかなかコストが下げられないっていう面はありますね。っていう生っぽい悩み・・・。

いや、もうみんな大なり小なりみんな抱えてる悩みだと思いますけどね。(笑)

さかい:
ちょっと意外な、西沢さんの生々しい悩みを伺ってしまいました。

お休みの日だとか、プライベートはどんなことをして過ごしてるんですか。

西沢:
家族サービスです。

さかい:
それもちょっぴり意外。

西沢:
子どもを遊びに連れてったり、ご飯作ったりとか、そんな感じですよ。めっちゃ普通ですよ。

さかい:
クリエイティブな活動って、仕事以外だとあんまりやらない感じなんですか。

西沢:
そうですね、週末はやらないですね。もうちょっとまとまった休みがあれば、やりますけどね。

さかい:
何か作ったりしてるんですか?

西沢:
前は絵を描いたり、絵の勉強をしたりしてたんですけど、最近は忙しくてやってないですね。

さかい:
子育て中はなかなか時間がないですよね。

西沢:
子育ては大変です!仕事の方が楽です。(笑)

さかい:
みんな言うなぁ、それ。

西沢:
子どもって自分の好きなように動くし、全然思ったとおりにはならないので。(笑)
仕事の方が勝手がわかるから、やりようがあるというか。

ワクワクする未来をつくるコミュニティ

さかい:
絵を描いていたのは何年前ですか?お子さんが生まれるまで?

西沢:
そうですね。5年くらい絵の先生についていて、毎週の課題提出したりしてましたね。

さかい:
もしよかったら、作品を見せてください。

西沢:
ちょっと持ってきますね。

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西沢さんの作品

くぼた:
すごい!デジタルじゃなくて、手書きのアナログなんですね。

西沢:
アニメーションの絵ですね。子どもの頃からこういう絵を描きたいなと思っていて、たまたま見つけたネットで添削してもらえるプロのアニメーターの方に教わっていました。完全に趣味です。(笑)

さかい:
緻密ですごいですね。VIVITAの活動につなげていけそうですけれど。

西沢:
そう思って、以前 VIVISTOP でアニメを作るワークショップをやったことありますね。

さかい:
VIVIWAREが落ち着いたら、ぜひ再開してください。楽しそうです。
それにしても今回、西沢さんの意外な家庭人の側面が垣間見れましたね・・・。

西沢:
普通ですよ。(笑)
VIVITAは同じぐらいの世代の人がけっこういるので、同じように子育てで大変な人は多そうですね。

さかい:
そうですね。インタビューでプライベートのことを聞くと、みんな子育て大変って言ってます。

さかい:
さて、締めの質問があります。
西沢さんにとってのVIVITAを一言で表すと何ですか?

西沢:
未来をつくるコミュニティ、という感じですかね。
「ワクワクする未来をつくるコミュニティ」

さかい:
素晴らしい。VIVITAに入社した動機がずっと繋がっていて、いいですね。

西沢:
ずっと変わらないですね。

さかい:
西沢さんにじっくりお話を聞いたのは初めてだったんですけど、今後のご活躍もすごく楽しみです。ありがとうございました。

編集後記

黙々と作業をこなす職人タイプのイメージの西沢さん。面接の際に「VIVITAの未来のプロダクトを考えて提出して欲しい。」という無茶振りな課題を提示されたにも関わらず、難なくクリアしていたのは今でも鮮明に覚えています。 そんな西沢さんのお話をちゃんとお伺いしたのは今回が初めてでしたが、会社の事を真摯に考えてくださっているんだなぁと改めて発見がありました。 ちなみに今回のインタビューで私が一番印象に残っているのは “これまでは自分も内側の人間として、自分の理解で、自分のやりたい事やVIVITAのミッションを形にするっていうことをやってきたんですけど、少し視点を変えて、みんなが向かっている方向にどうやって貢献できるかっていうことを考えていきたいと思っています。” という言葉でした。私は西沢さんとは逆で今まで管理部として皆をサポートしてきましたが、これからは自分のやりたい事をやっていこう。と思っていた矢先だったので、こんな風に全く逆の価値観で関われるVIVITAは改めて面白いなと思いました。 (くぼた)

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(編集・境 理恵 × 窪田 有希 /写真・本人提供 /デザイン・mix)