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AkeruEアルケミストJr.プログラム(2期)レポート

こんにちは、VIVITAのエンジニアのかっしーと申します。
本日はVIVITA / VIVIWAREもプログラムパートナーとして参加した、AkeruEの「アルケミストJr.プログラム」についてご紹介します。

AkeruEとは

皆様はAkeruEという施設をご存知でしょうか? 東京・お台場にあるパナソニックセンター東京の館内に、2021年4月に新たにオープンしたクリエイティブミュージアムです。

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「AkeruE(アケルエ)」は、子どもたちの知的好奇心と「ひらめき力(ギリシャ語でEureka)」を育む場として、”学び”と”モノ・コトづくり”の双方を体験できる施設です。展示作品の中では、知性を育む科学館の要素と、感性を育む美術館の要素を兼ね備えた学びを提供します。また、モノ・コトづくりに取り組めるスペースやワークショップを展開し、子どもたちのアイデアを形にする機会を設けます。(公式サイトより引用)

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施設の立ち上げに際してはロフトワーク様がパートナーとして参画されています。 感動と学びがたくさん詰まった大変魅力的なスペースです。

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さて、こちらの施設の一画には「TECHNITO(テクニート)」というものづくり工房があり、レーザーカッター・3Dプリンタ・真空成形器などのファブツールが設置してあるのですが、それらに並んで弊社製品「VIVIWARE」も設置していただいています。

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ありがたいことに、TECHNITOでファシリテーターを務めるunworkshopの鈴木さんやロフトワークの方々が積極的に活用くださり、1日ワークショップや体験会、施設内の設備などに利用いただいています。

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アルケミストJr.プログラムとは

アルケミストJr.プログラムは、アートやサイエンスの力を活用して 自分の力で “ひらめき” をカタチにするプログラムです。 2021年7月から9月の3ヶ月間で第1期が実施され、続く10月から12月まで第2期が実施されました。

取り組むことを自分で決める自由コースと、与えられたお題に取り組むテーマコースがあり、それぞれ3ヶ月間で子どもたちが自分の課題を設定し、解決のためのプロジェクトを遂行していきます。

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AkeruEのサイトより引用。
(全くの余談ですが、公式サイトの紹介でのテーマコースのサムネイルが僕たちがかつて作ったVIVIWARE Cellのプロトタイプ(PT1)で作ったテンプレロボ初号機となっており、懐かしいような恥ずかしいような、でもちょっと嬉しいような複雑な心境になります。笑)

第2期テーマコースはプログラムパートナーとして、VIVITAから笹川(もっち)と柏本(僕・かっしー)の2名が参加しました。

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プロジェクト開始

第2期テーマコースのお題は「遊びを想像しよう」です。子どもたちに自由な発想で新たな遊びを開発してもらうプロジェクトです。 プロジェクトのはじまりは「人はなぜ遊ぶのか」という哲学的な問いや「自分が楽しいと思う遊び」を分析するなどの手法で、新たな遊びの輪郭を立てていきます。AkeruEのクルー陣のファシリテーションはとても素晴らしく、大変参考になりました。

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VIVIWAREチュートリアル

我々もVIVIWAREを使って新しい遊びの開発のお手伝いをします。 今回のVIVIWAREチュートリアルはいつもと一風変えて、新しい遊び風に「タブレットを探せ」「ルーレットバトル」をおこないました。また、現場の方からの要望で、Cellの応用的な使い方のスライドも急遽用意・披露することになりました。AkeruEの方々が積極的にVIVIWARE Cellを活用いただいていることを実感できて、我々にとってはうれしい悲鳴です。

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中間発表

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アイデアが固まってきたあたりで、プロジェクトメンバー内での中間発表会がありました。 子どもたちはただアイデアを話すだけでなく、プレゼンの仕方に気を配ります。メンバーからフィードバックをもらって、その後ディスカッションを重ねていくという、大人から見ても学びの多い回でした。ディスカッションとフィードバックに参加しましたが、こちらも真剣になります。

製作

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アイデアが固まったら、製作の期間になります。TECHNITOの潤沢な機材や経験豊富なファシリテーションのおかげで、子どもたちはガシガシと試作を重ねていきます。VIVIWAREも微力ながらお役に立てたものと思います。 笹川・柏本も時々お手伝いをしましたが、子どもたちの情熱に触発され、こちらも気合いが入っていくのを感じました。

最終発表

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プロジェクトの最終日はAkeruE同フロア内「CHAOS」にて最終成果発表です。 作品が丁寧に展示され、さらには一般の来場者も見学する中でプレゼンテーションをおこないます。

やや緊張する様子も見られましたが、どの子もプレゼンの準備をしっかりしていたようで、会場の温かな空気も相まって実に堂々としたプレゼンテーションだったと思います。 最後は子どもたちの考えた遊びを楽しむ懇親会となり、大人も夢中になって一緒に遊びました。

さいごに

このプロジェクトを通して、子どもたちはものづくりのスキルを身に着けられたのはもちろんのこと、世の中の課題や自分の思いに対してアプローチ・表現する経験を得られたことでしょう。

大変楽しく有意義なプロジェクトで、きっと子どもたちの今後の糧になったと思います。 記事執筆時点では3期も終了し、2022年5月からはバージョンアップしたプログラムとして再スタートします。

holdings.panasonic

今後も魅力的なプロジェクトとして継続・発展されていくことを期待します!