こんにちは!VIVIWAREのタオカです。
2022年3月27日、東京・お台場にあるパナソニック クリエイティブミュージアム「AkeruE」でおこなわれた、聖学院中学校の生徒たちとVIVISTOPメンバーによるVIVIWAREを使ったワークショップに潜入してきました!今回はそのレポートをお届けします。
「自分でロボットを操作してみよう」ワークショップ
このワークショップでは、聖学院中学校、千葉県東葛エリア(柏の葉)で活動しているVIVISTOPメンバーが制作したロボットを、子どもたちが操作して遊びます。実際にリモコンを操作しながら、回転モーターでタイヤがまわり前後進したり曲がったりする仕組みを学ぶことができます。
聖学院の生徒さんたちが企画・ファシリテーション、VIVISTOPのメンバーは操作時のアシストを担当しました。 かつてVIVISTOP柏の葉で活動していた子どもたちが、VIVISTOP以外の場所で子どもたちをサポートする、貴重な機会です。
VIVISTOPメンバーの自作ロボも参加!
VIVITA ROBOCONではおなじみになってきているテンプレロボットの他に、先日の国際ロボット展で実際に出場したロボットも、参加者のみなさんに触ってもらいました。
活動のながれ
ワークショップはひとコマ30分、おおまかに以下の3つのステップで進めました。
ロボットを操作してみる
ジョイスティックを動かすと、ロボットがどう動くのかやってみようアームを動かしてみる
スライダーでアームを操作して、ボールをつかんでみよう自由に遊んでみる
操作に慣れたら、ロボットを好きなように動かしてみよう
VIVIWAREで動くロボットに触れて遊んで、参加した子どもたちも楽しみながら動く仕組みを学べていたようです。
せっかくなので、実際にワークショップの運営に参加してみた感触や感想を、VIVISTOPのメンバーにインタビューで聞いてみました。
インタビュー
— みんな、実際にサポートしてみてどうでしたか?
りょう: 自分が頑張って作ったロボットについて、周りの人に伝えられてうれしい。 子どもと接する経験も得られたし、ロボットを操縦する楽しさや魅力が伝えられていたらいいな。(自分のロボの)見た目は子どもの理想っていうか・・・配線がいっぱいあって、大きくて、がちごちしてて重いっていう。こどもが夢見るロボットになっていたらいいな。人気があったのはうれしかった。
しょうへい: 小学生たちは僕のロボットを求めてないっていうか、需要があんまりなかったのが悲しかったな・・・。子どもたちはきっと、目に見えて動く方が楽しいよね。プラレールとかトミカとか。 俺のはボールを吸い込んで飛ぶっていう、なんかよくわかんないようなやつだったのかも。アンパンマンが好きな人に仮面ライダーの良さを伝える、みたいな。まだちょっと早かったかな(笑)。
しゅんすけ: でもさ、あのロボはAkeruEで小学生に見せる前提で作ったわけじゃないからさ!
りょう: そうそう、どっちかっていうとあのロボはロマンを追い求めてるものだから!
しゅんすけ: 俺は目立ちたがり屋だから、もっと目立ちたかった!(笑) プレゼンも自分でやりたくなっちゃった。
― まどかはメンテナンス時間が少ない中で、張り子のトラロボを現場で一旦分解して、ハンダ付けもやり直しました。おかげでしっかり動いていましたね!
まどか: うん。壊れたのが4足の狼ロボじゃなくてよかった!サーボの角度を何度動かすかって設定めっちゃ大変だったけど、ちゃんと動いてくれた。
ももか: 私は楽しめたし、反省点ゼロ!(笑) (自分のロボットが)女子に人気だった。
― 抜群の対応スキルで、それぞれの子に合わせて動いてくれていましたね!
ももか: そう。こういうの意外とできるの。この子はこうかなってわかるの、なんとなく。 (自分がロボコンに出たときを思い出して)右左とか、ロボットと自分の向きが違うとわかりづらかったから、自分のそういう経験を生かしてみたの。自分もできなかったから相手もそうかもと思って。今回は練習もしてないし、私は小4からVIVISTOPに通ってたけど、今回の参加者は小3くらいが多かったしね。
VIVIWAREの楽しさを伝えるなら・・・?
― 今回は主にロボットを触ってみる内容だったので、次回はぜひ、VIVIWAREでプログラミングをする機会を提供したいですね。どういうことをやってみたいですか?
しゅんすけ: テンプレロボのアームなしで、VIVIWARE CellのBranchをバラバラにしておいて、順番に繋げてみて、ってやる。そしたらモーター繋ぐだけじゃん。で、ジョイスティックも繋げよう、って。ちょっと配線やって、簡単なプログラムを書いてもらう、っていうの。
りょう: 一対一でゼロからテンプレロボを作って、プログラム組んで・・・で、それが進化というか、もっと活用したのが僕らが作ったこういうのだよ、って説明するとか。こんなんできるんだぜ!って。
ゆうた(ゲスト): 目の前にガンダムがあってさ、そのガンダムの内部のプログラムに目が行くかって言ったら違うよね。
しょうへい: そうそう。ガンダムでやるんじゃなくて、ガンダムの内部プログラムをもっと可視化してくようなの。あ、俺らROBOCONメンバーが言うのもなんだけど、ロボットを使わない、みたいな(笑)
ももか: ロボットを動かすのもひとつ。小3向けには「こうなって、こうなるからこうなる」って説明したら、絶対理解するしおもしろいと思う。順序だててね。小1とかちっちゃい子たちは、ボタン押して光った!とか、単純だけどわかりやすいのがいいと思う。
さいごに
小学生のときVIVISTOPでVIVIWAREを使っていた子どもたちが中学生になり、その楽しさを伝えられる立場になって堂々とサポートしてくれたおかげで、参加者のみなさんの笑顔をたくさん見ることができました。
最後に、インタビュー中に聞けた胸アツなセリフをいくつか。
しゅんすけ: 次はアクティブラーニングだ!インプットしたらアウトプットしなきゃ!
りょう: 何か作ってみたいなとか、ものづくりへの興味とか楽しさとかをゆるがすというか、その好奇心に火をつけられたらうれしいです!
しょうへい: VIVIWAREって、割とわかりやすいというか・・・構造もちゃんと理解できるようになってる。でも、いろんな手段があって、複雑にすることもできる。 今回の僕のロボットは、本当に挑戦したなって感じだったんだけど、その挑戦にもVIVIWAREはしっかり対応できる。(自分たちの)挑戦する姿勢にちゃんと寄り添ってるようなものなんじゃないかな。
子どもたちの言葉を聞いた私は、感動のあまり挙動不審になり、思わず笑ってしまいました。ごめんなさい・・・。
それぞれに個性的なVIVISTOPのメンバーたちはとっても頼もしく、ゆくゆくはVIVIWAREのエバンジェリスト・・・!?などとひそかに思っています。
みんなの成長を間近で感じながら一緒に活動できて、とってもうれしいです。
次はどんな企画にしましょうか。