VIVIWARE株式会社の嶋田です。
今年の1月に、VIVISTOP HAKATAでの3回目のロボコンとなるVIVITA ROBOCON HAKATA 2024が開催されました。
このロボコンは、VIVISTOP HAKATAを舞台に、
の計7拠点(敬称略、順不同)から集結した大規模イベントで、大変な盛り上がりの中、無事終了しました。
今回のブログでは、このロボコンの企画、運営に携わったVIVISTOP HAKATAのVIVINAUT*1やクルー*2たちの舞台裏に焦点を当ててレポートしたいと思います。
ことのはじまり
2023年10月頭、博多のクルーから会議の招集がかかり、企画会議がスタートしました(嶋田はあくまでもオブザーバーとして参加しており、全て博多のクルーたちが主導しています)。そして掲げられた2つのテーマがこちらです。
なかなか面白い大会になりそうな予感がしつつ、早速「競技者から運営者へ」ということで、VIVINAUT から、ロボコンのフィールド案のプレゼンを受けました。そこで出てきた2案がこれです。ひとつが、火山脱出ロボコン、もうひとつがチョコレート工場ロボコンです。
火山脱出ロボコンはギミックのアイデアがイチオシ、チョコレート工場ロボコンは、火山脱出ほどギミックのインパクトはないものの大会がバレンタイン前の1月ということで季節にはちょうど合っています。
「じゃ、思い切って2つを混ぜてみよう!チョコレートの惑星でチョコレート発掘でもいいんじゃない?あとは、なぜチョコレートの惑星でチョコレートを探しているのかストーリーだけ考えればいけそう。」
ということで、初回は終了。翌週にはしっかりストーリーが構築され、大枠の方針が固まりました。
ステージ制作
見どころギミックのプロトタイピング
コンセプトも決まったところで、ステージも概ね方針が決まりました。
今回の見どころギミックとしては、「チョコランマ(チョモランマをもじった)」と「チョーコー(長江をもじった)」の2つです。
11月の前半には、ギミックのプロトタイピングも完了。誰か一人だけで製作作業しているというわけではなく、複数のクルーが得意分野を活かしつつ分担・協力しあって作業しており、この博多のクルーの層の厚さこそが他のVIVISTOPとは一味違うところです。
チョコランマはギミックも面白いですが、山のジオラマも圧巻です。
ディテールにこだわる
大きなギミックの検討が進む中、別のクルーがステージをイラストに起こしつつ、ディテールもどんどんと詰められて行きます。この時点で私が当初想像していたステージイメージを遥かに凌駕する出来栄えになっており、驚きです。
(今回のステージの雰囲気が伝わるいいイラスト)
ちなみに、こういった裏側の記録が残っているのも、取りまとめしてくれていたクルーのよっしーが逐次報告をしてくれていたからです。
(本当にみんなしっかりしている)
本番の準備
11月後半には、本番を見据えた準備も始まりました。これは本番のときにストーリーをみんなに伝えるために製作された動画です。これは試作なので、ぜひロボコン本番のYoutubeで完成がどうなったのか確認して欲しいと思います。
ステージも完成し、参加者もロボコン本番に向けてテスト走行できるようになりました。
本番
さてロボコン本番がどうなったのか?ステージはきちんと機能したのか?ぜひ以下のYoutubeをご覧ください。
ちなみに、これはロボコンが終わったあとのステージ難易度がどうだったのかをクルーのわたやんが分析してくれたものです。こちらからお願いしたものではありません。
(一回り違う後輩に勉強させてもらっていて非常にありがたい)
さいごに
少し前にも言及しましたが、いろいろなクルーが自分の得意分野を持ち寄ってカタチにした、本当に素晴らしいロボコンでした。ロボコンに参加することはもちろんVIVISTOPの活動のひとつですが、ロボコンを作り上げるということ自体をVIVISTOPの活動として昇華できているのは、ここが唯一かもしれません。VIVISTOP HAKATAは、立ち上げ当初から関わっていますが、面白いクルーが毎年集まってきており、数あるVIVISTOPの中でもユニークなVIVISTOPのひとつだと思います(どうしてこんなユニークなクルーが集まっているのか非常に興味があります)。
このようなVIVITA ROBOCONの開催に興味がある方、またVIVIWAREを使ったイベントの実施に興味がある方はぜひご連絡ください。