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VIVITA TOKYO アライアンス、はじめました。

こんにちは!普段は東京都小金井市近辺を拠点にVIVISTOP for Bricoleurを運営しているさとうももこです。今回は2023年2月頃からはじめた取り組み「VIVITA TOKYO アライアンス」についてご紹介したいと思います。

ご存知の通り、VIVITAは会員制のコミュニティで、会員のことをVIVINAUTといいます。VIVINAUTは、なんと世界中のVIVISTOPで活動することができます!博多で登録したVIVINAUTがエストニアのVIVISTOPに行くこともできるし、ニュージーランドでの活動に参加することだってできるのです。VIVITAコミュニティに国境など関係ありませんからね!

と、VIVITAクルーなら一度は口にしたことがあるはずです。それを前提にVIVITA Accountをはじめとしたシステムも作られているはずです。

とはいえ、とはいえですよ?

実際に複数のVIVISTOP間を行き来するVIVINAUTはそう多くありません。クルーにとっても、拠点間を行き来することはちょっと特別なことです。移動するということは、特に子どもたちにとって移動するということは、そんなに簡単なことではなく、ほとんどのVIVINAUTが登録したVIVISTOPだけでの活動に留まります。でもVIVISTOPは一様ではなく、拠点によって特徴は様々。行き来してこそ実感できるコミュニティの豊かさがあるはず。

そこで、できるところから、VIVINAUTもクルーもVIVISTOPを行き来してアイデアを広げたり探究を深めたりしていくことを当たり前にしていきたい。大きくて充実したVIVISTOPを地域に一つ作るのではなくて、小さいけれど特徴的なVIVISTOPのネットワークを作るという方法を模索したい。そう考えてはじめた取り組みが「VIVITA TOKYO アライアンス」です。

現在東京都内のVIVISTOPは3つ。VIVISTOP新渡戸と、VIVISTOP for Bricoleur、VIVISTOP学芸です。いずれも中央線沿線で1時間以内で移動可能な立地です。公共交通機関が発達していて、子どもでも比較的安全に移動できるのが東京のいいところ!それを生かさない手はありません。

具体的にやっていることは2つ。

  1. VIVINAUT向けのお知らせを3拠点で統一すること
  2. 共同でプロジェクトを企画、運営すること

1.のお知らせについては、VIVITA TOKYOの公式LINEアカウントをVIVINAUT向けに運営しています。都内3拠点のお知らせはひとつのアカウントで受け取ることができるというわけです。LINE経由で配信している夏休み期間のカレンダーをご覧ください。VIVISTOP新渡戸やVIVISTOP for Bricoleur、それぞれのVIVISTOPがあいているのは週2〜3日ですが、あわせてみるとお盆期間以外いつもどこかは開いていることがお分かりいただけるかと思います。

2.のプロジェクトを通した連携について、現在は「BATON Project」が進行中です。
BATON Projectはあるものを受け継いで使い続けるためにクリエイティビティを発揮することを目指したプロジェクト。VIVISTOP for Bricoleur、VIVISTOP新渡戸それぞれでコンセプトを共有しつつ、それぞれの拠点の特徴にあわせたプロジェクトを展開しています。

VIVISTOP for Bricoleurの場合。

JR中央線沿線の地域作りを手がけるJR中央線コミュニティデザインさんと連携していることは特徴のひとつ。VIVISTOPで使っている机の一部はコミュニティデザインさんからお借りしています。

ところが、その借り物の折りたたみ机。使い込んだ結果、がたついたり外れたりしてちょっと使い続けるのに危ない状態でした。これを買い換えるのではなくて、なおしつつより魅力的にすることに取り組みました。最終的に作ったものはコーヒーフェスティバルの受付机として使っていただきましたよ!

www.youtube.com

VIVISTOP 新渡戸の場合。

こんにちは!ここからは、東京都中野区にあるVIVISTOP新渡戸を運営している”やまろ”こと山内ゆうすけが、ももこさんから”バトン”を受け継ぎ、紹介をしていきますね。この連携も、VIVITA TOKYO アライランスらしさかも!?

VIVISTOP新渡戸で普段から使っている椅子・机の一部は2020年のオープン当初に「VIVISTOP NITOBE FURNITURE DESIGN PROJECT」として、子どもたちと一緒に制作したのです。

vivistop.myportfolio.com

ただ、これらの椅子・机は完成品ではありません。使ってきたから見えてくる課題点、改善点。2020年に制作したメンバーの想いもしっかり受け取りながら、アップデートに取り組んでいます。まさにバトンを受け渡していくこの企画。こちらは絶賛取り組み中!VIVISTOP新渡戸のコラムなどを通じて経過をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!

www.nitobebunka.ac.jp

このように動き出した「VIVITA TOKYO アライランス」!
デジタルや木工機材が充実しているVIVISTOP学芸。服や繊維のリサイクルに役立つ、ここにしかない道具が揃うVIVISTOP for Bricoleur。そして、都内で一番広くて、いろいろな道具があるVIVISTOP新渡戸。この3つの特色のあるVIVISTOPを行き来しながら、大人と子どもが共に探ったり究めたりすることを通じて、だれもがわくわくする未来の作り手になれる社会を目指します。

まもなくやってくる夏休み。レーザーカッターや3Dプリンターを使ってガラクタをステキなものに変身させる「ぴったりデジ工作」。服や布のリサイクルについて研究する「Re:Re:Re:Clothの自由研究」。気になることは全部やる!自由に作ったり試したりしながら、自分の好きなことを探せる「ティンカリング」。それぞれの拠点の特色をいかした企画も絶賛参加者募集中です。

note.com

さて、どこに行きましょうか。何をしましょうか。
気に入った1つのVIVISTOPに通い続けるも良し、それぞれのVIVISTOPを行き来するも良しです。「あ!ここでも会えたね!」「明日は、あっちにいるよ!」そんなやり取りが早くも聞こえてきています。「VIVITA TOKYO アライランス」がこれから何を生み出すのか、僕らもまだまだわかりません。

例えば、ひとつの拠点に通い続けるヌシみたいなVIVINAUTが現れるかも。旅人のように行き来するVIVINAUTがどんどん現れるかも。各拠点に知れ渡る伝説のエピソードが誕生するかも。ここのアイデアが、他の拠点でも生かされるかも。1つの拠点から生まれたプロジェクトが、他の拠点でも始まるかも。みんなのアイデアを集めたら、世界を変えるような大きなことになっちゃうかも!?
なんだかワクワクしてきますね!

動くのはVIVINAUTだけではありません。もちろんクルーも動きますよ!
新渡戸で馴染みのVIVINAUTのみなさん「あれ?なんで、やまろがBricoleurにいるの?」な〜んて野暮なことは聞かないで!
だって僕たち、「VIVITA TOKYO アライランス」ですから!!

この夏、どこかの拠点で会いましょう〜!では!