こんにちは! VIVITABLOG インタビューアの カレン です。
VIVITAではTeal型のチームビルドを目指し、メンバー1人1人が自分自身とチーム全体のことを考えた自発的活動を行っています。活動内容に制限はなく、個人やチームの成長に繋がる活動はちょっとした趣味からがっつり副業まで幅広く推奨しています。ここではVIVITAメンバーそれぞれがメイン業務以外に、どんな活動でチームに貢献しているのかをインタビュー、レポートします!
というわけで本日はデザイナーの席にお邪魔しています。
今冨啓太 @imatomix :
会津大学コンピュータ理工学部卒業後、株式会社ナムコ(現バンダイナムコ)に入社。家庭用AAAタイトルゲームの開発に約10年携わり、アートディレクターやテクニカルアーティストを務める。その後ベンチャーの世界へ移り、エンジニアとしてのキャリアも広げ、2015年にVIVITAへ参画。現在はデザイナー・エンジニア・メンターを務めている。自身のWEBサイトのURLからあだ名はMIX。
すでに何か持っていますが、何をやるんですか?
今冨: これですね。個人的に興味があって買ったんです、SURIMACCA。自由に組み立てられるシルクスクリーンキットで、今日はこれで今着ている服に弊社ロゴのVマークを印刷してみます。ちょっとした実験です。
何の実験ですか?
今冨: スタートアップではよくあるんですよ、「コーポレートTシャツが欲しい」とか「パーカーが欲しい」とか。で、「じゃぁ、Tシャツ作りまーす!」というと、皆さん結構贅沢を上乗せしてきます。「僕は絶対パーカーがいい!」とか「私はこの生地でこのラインのTシャツがいい!」とか。
カレン:あー、わかります(笑)。どうせならって、欲がでますよね。
今冨: 好き放題言ってくれるのは有り難いんですが、要望をまとめると「社外でも日常的に着られるものがいい。でも本当に着るかどうかは物次第。」っていう、デザイナー泣かせな要望なんですよ(笑)。ファッションの好みも十人十色ですから。
でもどうせなら気に入って着てもらいたい。そんな折、ちょうどネットでSURIMACCAを見つけて、「製版はこっちで用意するから、各々で好きな版を好きなものにプリントする」でどうでだろう?と思ったんです。
というのが建前です。
カレン:え、建前なんですか?
今冨:単にやってみたかったっていうのが本音です。でも大事ですよね、そういうモチベーション。
どうやるんですか?
今冨: では開封の儀から。箱の中身は組み立て式のフレームパーツと印刷時に使用する道具ですね。手順としては、繋いだフレームにスクリーンを垂みなく張って、印刷する生地の上に置きます。その上からインクをヘラで広げて印刷していきいます。
ところで、シルクスクリーンって何ですか?
今冨: あ〜、そうか、そこ大事ですね。これ(上写真)がスクリーンです。これもSURIMACCAさんで作りました。このスクリーンにはインクが通る箇所と通らない箇所があって、スクリーンの上からインクを塗っていくと、インクが通る箇所のみに色がつくという仕組みになっています。これがシルクスクリーン印刷です。
カレン:なるほど!Tシャツ等のプリントはこのシルクスクリーン印刷なんですね?
今冨: そうとも限りません。僕も専門じゃないので詳しくないですが、インクジェット印刷とかもあります。それぞれに得意不得意があって、例えばフルカラーの写真はシルクスクリーンでは難しいですね。ベタ塗りのグラフィックのほうが向いてます。
コストの面ではシルクスクリーン印刷は製版に初期費用がかかるので、TMIXさん等の業者さんでオリジナルTシャツを制作する場合、小ロットだと製版の要らないインクジェット印刷の方が低コストになります。ですが20〜30枚以上刷る場合はシルクスクリーン印刷のほうが低コストになってきます。
ではまずは組み立てからですね。
今冨:具体的な手順はSURIMACCAさんのサイトをご覧ください。フレームを組んで、そこにゴム紐とローラーを使ってスクリーンを張るだけです。
今冨:できました。結構綺麗に張れたんじゃないでしょうか。僕が上手いというよりは、ちゃんとそうなるようにできている感じです。
いよいよ印刷です。
今冨:では刷っていきましょう。最初なのでなんだかんだ緊張しますね。
今冨:出来ました。多少の失敗があった方がブログ的には盛り上がったんですが、初回からムラもなく綺麗に印刷されましたね。あとは乾燥するのを待ちましょう。
どうでした?やってみた感想は?
今冨:スムーズに行き過ぎてただの製品レビューみたいになってしまいましたが、つまりはそれくらい簡単だったということです。特別なスキルもいらないので誰にでも出来るし、何より楽しいですね。今回のに加えて、いくつか製版のデザインバリエーションとインクのカラーバリエーションを増やせば、様々な要望やユースケースにも対応できるでしょう。これなら皆も楽しんでやってくれると思うので、まずはオフィスにちょっとしたブースを設けてみます。
カレン:確かに、実際に見てみると、私でもできそうでしたし、やってみたくなりました。面白そうな体験をありがとうございます。
最後にメッセージをどうぞ
今冨:VIVITAでは、VIVITA STARTUP CLUB というコミュニティ作りを通して、子どもたちのクリエイティブな活動をサポートしています。そのためにも自分たち自身の間口や知見は広いに越したことはありません。メンバーそれぞれが日常的にいろんなことに好奇心を持ち、実際に体験するようにしています。それぞれの体験は職種問わず周りのメンバーと共有し合うため、普段自分の職種や業務上では体験できないようなことを自然と体験できるのもVIVITAで働くの面白さの1つだと思います。僕自身VIVITAにジョインする前と後では、エンジニアリングやはんだ付けのスキルは結構伸びたんじゃないかなと思います。自分が伸ばしたいと思っていたスキルやマインドはもちろん、予想外だったものまで伸びていく、そんな面白いチーム、環境にしていきたいですね。
おまけ
カレン:後日撮影して頂いた、お子さんとのお揃いのカンパニーウェアを着てのツーショット。普段着としてもオシャレですね!