はじめに
一か月ぶり2つめのブログを投稿することになりました、新居(にい)です。 Hardware designerの視点から、面白いと思ったことをお伝えします。
今回は、家庭でちょっとした問題を解決するために3Dプリンタでプリントアウトしたものを紹介します。
お題
「プラスチックのケース用ビニール袋押さえ」を作ってみる!
プラスチックのケース
まずこれが題材の40L程のケースです。購入時は蓋付きだったそうですが、 蓋を開けたときに棚にぶつかるということで、 蓋をハズして(すでに捨ててしまい)、ビニール袋ををそのまま付けて使っていました。 今、webで確認すると、IKEAのFILUR 42Lタイプと思われます。
問題点
しかし、この状態では重いモノを入れるとビニール袋が箱の中に落ちてしまったりで不便でした。 そこで、ビニール袋を止めるプラスチックの部品を印刷してみようと思いたちました。
途中経過
最初に:しっかり固定!
ビニール袋が落ちなければいいのかということで、でっかいクランプを作ってみました。 (すでに現品が見当たらないので設計図だけの紹介ですが)
これを箱の口の下に挟み込んで、ビニールを押さえます。
結果
失敗
原因
寸法が決まってしまうと、しっかり付かないし、気がつくと落ちてしまうのです。
そこで、、、
第2弾:可変サイズ
取付できる寸法を変えられるように、クランプを2つに分けてサイズを可変出来るようにしました。
結果
失敗
原因
最初はしっかり取り付けられるようになったけど、気がつくとクランプが分かれてしまったり、落ちてしまう感じでした。 あと、大きさも大きすぎではないか?と思い始めました。
そこで、
第3弾:小型化
ケースの上から押さえて四隅を固定するようにしてみました。 寸法を測り、こんなコの字型の部品を作ってみました。
実際に取り付けてみると、、、
結果
成功
完成!
そこで、これを4つ作りこんなふうになりました。
以上で完成です。
これにて終了かと思っていました。
ところが、
使っている内に引っかかる部分が緩んでしまい、ケースの内側に落っこちるようになり、 そのうちゴミと一緒に捨ててしまうことが起こるようになりました。 そこで、外れにくいように改良を行いました。
改良版、、、、
そこで、外れにくいようにカギ型にしてみました。
まずは1つだけつくって様子を見ることにしました。 このソースはこちらに置きます。Corner cover for IKEA FILUR 42L without using cover by hnii - Thingiverse
この様子では、これで最後とは思われません。 今後も第2、第3の問題がでてくるでしょう。 でも、3Dプリンタとちょっとした時間があれば、問題を解決して行けそうな気がしませんか?
以上でビニール袋押さえの紹介を終わりにします。