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VIVITAの壺 #5 ハードウェアエンジニア 今井 正敏 ほぼ一万字インタビュー

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VIVITAの壺とは!?
VIVITA管理部のくぼちゃんとコミュニケーターのさかいが、社内のヒト・モノ・コトについてインタビューしまくるコーナーです。VIVITAの魅力をみなさまにお伝えすべく、どこまでも食い下がり核心に迫ります。


VIVITAの壺、5回目のゲストはハードウェアエンジニアの今井 正敏さん。今回もZoomによるオンラインインタビューを実施しました。

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嶋田翔三郎に誘われて

さかい:
いまVIVITAで、どんなスキルを活かして何をしているのか教えてください。

今井:
ハードウェアエンジニアの中でも、メカの部分ですね。筐体設計をしています。今、動いているプロジェクトでは、VIVIWARE cellの量産に向けた設計を進めている段階です。

これまでだと、VIVISTOPで使っているVIVITA PASSPORT(非接触ICタグ内蔵の会員証)を設計して量産に乗せたり、VIVITA ROBOCONのテンプレロボや、ワークショップで使うミニロボなども設計しています。

さかい:
だから今井さんがROBOCONの審判を務めていたんですね。

今井:
理由はよく分からないですけど、カッシー(VIVITAエンジニア)たっての希望で。(笑)

さかい:
今井さんがいると、ROBOCON会場に安心感が生まれますよね。

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VIVITA ROBOCON 2019 FINALにて

さかい:
今井さんがVIVITAに入社した経緯や理由を伺いたいです。

今井:
”ざぶ”こと嶋田翔三郎に誘われたことがきっかけです。彼とは、新卒でソニーに入社してPC事業部に配属になったときの同期だったんです。直接一緒に仕事したことはなかったんですが、同期同士が結構仲良かったことと、長野に住んでいたときに家が近かったこともあって、ちょくちょくゲームしたりテニスしたりして遊んでいました。

私より先に彼がソニーを退社して、Piccolo(VIVITAの旧社名)に入ったんですけど、その頃から少しずつ技術的な相談をされるようになって。ある時、ちゃんと人を集めることになったからうちに来ない?と誘われて、入社しました。

さかい:
それは何年前ですか?

今井:
2015年の12月だったかな。(嶋田さんから)ダイレクトメッセージが突然きて、相談を受け始めたのは夏くらい。ちょうどその時期は私も、新しい事業を始める部署に異動したばかりだったんですね。新しい事業を始めると言っても割と時間に余裕があって、いろいろ考える時間があったんです。その時、新しいことを始めるなら、会社ごと変えちゃってもいいんじゃない?っていうことが頭をよぎって。ちょうどタイミングも良かったので、入社まで一気に話を進めちゃった、という流れです。

さかい:
大きな決断だったと思うんですが、VIVITAにしようと思った決め手はありますか?

今井:
環境を変えるなら、もう思いっきりガラッと変えたいと思っていたんですね。同じようなメーカーに行っても、あんまり変わらないだろうなって。そういう意味でVIVITAは、規模も小さいしエンジニアも全然いなかったし、本当によく分からない会社だったので面白そうだったんですよね。

そういう環境に自分の身を置いたら、今までとは違う成長の仕方をするだろうし、ずっと同じ会社にいる場合とは異なるキャリアや将来像が描けるかもしれないと思ったんです。割と思い切った決断でしたけど、VIVITAに入社することにしました。

さかい:
当時はエンジニアがまだいなかったんですね。

今井:
そうですね。ハードのエンジニアとしては私が2人目でした。

当時、進行中のプロジェクトがあるから早く来てくれって言われたんです。量産するメーカーさんも決まってて動いてるから1日でも早くお願いしますって。だから本当は有給休暇を消化してから転職したかったんですけど、 仕方なく有給も捨てて、引越し先もロクに決めず・・・で、いざ入社してみたら、もうそのプロジェクトなくなったわって話になってて。最初からなかなか刺激的な会社だね、と。(笑)

さかい:
そんなことがあったんですか!

今井:
ありました。(笑)

かたちになるものを作りたい

さかい:
遡ってVIVITAに入社する前のお話を伺いたいのですが、ソニーには何年勤めましたか?

今井: 2009年入社なので、VAIO時代を含めると6年半くらいですね。

さかい:
ソニーではどんなお仕事を?

今井:
今とあんまり変わってなくて、ずっと一貫してメカの設計というのをやってましたね。

パソコンは今、中国で作ったりすることが多いんですが、国内で設計も製造もやるような、薄かったり軽かったりっていう尖ったモデルの設計をやらせてもらっていたんです。そこで、今ハード開発で必要とされている基本的なスキルを学びました。

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さかい:
そもそも、ハードウェアのエンジニアを目指そうと思ったきっかけって何かありますか?

今井:
うーん、これ、というのは思い当たらないんですが・・・。ただなんとなく、物理的なかたちのあるものを作りたいなって言う、ぼんやりとしたものだけがあったんですよね。昔からプラモデルだなんだといじっていましたし。

割と早い時期からパソコンに触れる機会があって、プログラミングまではいかないんですけど、描いた絵を動かすようなことをやっていた記憶はあるんです。ただ、その先に自分の興味が繋がった覚えがなくて。 大学に入って電子系の勉強をしたり、もう一度プログラミングに触ってみたりしたんですけど、あまり響かなくて。かたちになるものを作っているほうが楽しいなって思いがずっとありましたね。

さかい:
作ることが好きだったんでしょうね。子どもの頃、熱中していたことはありますか?

今井:
それが、あんまりなくて。というのも、習い事に奔走する日々で、放課後何もないということがほぼなかったんです。何もなかったのは日曜日くらいじゃないですかね。

さかい:
ええー!何を習っていたんですか?

今井: 月曜日は公文に行って、火曜日はサッカー行って、水曜日は学校のクラブ活動があって、木曜日もまた公文に行って、金曜日は英語に行って、土曜日はお習字やってたので。

さかい:
すごい。でも、モノづくり系はないんですね。今井さん、ガンダムお好きですよね。それは子どもの頃から?

今井:
はい。アニメとして観たのは中学校か小学校の高学年くらいですけど、プラモデル自体はそれよりもっと前に触ってましたね。当時は組み立てるだけとか、それくらいの楽しみ方しかしてなかったんですけど。 本当に好きが爆発していろいろ作るようになったのは大人になってからです。今のほうが熱中してます。(笑)

さかい:
とはいえ、大学進学のときにはモノづくりに進路を定めたわけですよね。

今井:
そうですね。大学は機械科に進みました。選ぶ基準としてはやっぱり、子どもの頃の思い出だとか、モノを作りたいという思いがあったと思います。

さかい:
機械科ではどんな勉強をしたんですか?

今井:
それこそ、いわゆる”機械科”だったので、力学だとか材料だとか、そのあたりは一通り勉強しました。 電子系にも多少触れてみたんですが、やっぱり目に見えないものがあんまり信用できないというか、ピンと来なかったんですよね。

さかい:
リアルなものが刺さるんでしょうね。

今井:
かたちになっているのを見ると、一番わかりやすくて楽しいので。

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なんとなくソニー

さかい:
なぜソニーに入ろうと思ったんですか?

今井:
正直に言うと、なんとなくです。

さかい:
最初からソニーに入りたかったわけじゃないんですね。

今井:
動機は全然なかったです。就職活動してる時に、面接の練習のつもりで受けたんですよね。

ソニー製品のデザインは好きだったんですよ、かっこいいなと思っていて。実際に自分が設計した製品が店に並んでいるのを想像しても、電機メーカーでメカの仕事をするならソニーが一番楽しそうだなとは思っていました。そういう意味では良かったんですけどね。

ただ正直、ここでこれをやりたいっていうのがあんまりなくて。どこかでメカの設計をできればいいかな、みたいな気持ちしかなかったんです。でも、面接受けたらポンポンって内定までもらってしまって・・・。

そうしたら、就活するのが面倒くさくなっちゃったんです。当時は修論の研究のほうが面白かったので、就活に時間を使うのが馬鹿らしくて、やめちゃいましたね。

くぼた:
その修論のテーマが気になります。みんな割と苦労して仕上げるものなのに、それが楽しいって何だろう?って。

今井:
専門的な言葉でいうとMID(molded interconnect device)というものです。メカ部品とプラスチックの部品のものは普通基板が分かれてるんだけど、それを一体にしてしまおうという、成形品プラス電気回路みたいな部品を作る研究をしていました。

でも、研究の内容というより、そういうことやっていること自体が楽しかったんです。 学部生の頃から、次はこれやってみよう、あれやってみようって自分でいろいろ発掘して動いていく行動力が足りていないという課題を自分自身に感じていて。そこをなんとかしたかったんですが、そのまま同じ大学の院に行ってもあんまり変わらないんじゃないかと思って、違う大学の院に進学して環境を変えました。

新しい環境で、自分に足りない部分を補おうと試行錯誤するなかで研究をやっていることが楽しかったから、その大事な時間をエントリーシートだの面接だのに使うの、もったいないなって。

くぼた:
面白い。みんな就活を大事にしがちなのに、修論の方が大事って。

今井:
エントリーシートもソニーの一枚しか書いてない。(笑)

さかい:
ソニーと言えば、憧れて入社する人も多いじゃないですか。

今井:
私はソニーブランドに全く興味がなかったんですよね。 ソニーがPC事業を本体から切り離して新会社になるタイミングで、社員も新会社に行くのか、ソニーに残るのか、それとも全然違う会社に転職するか、選択を迫られたんです。

当然おおごとなので周りはバタバタしてたんですけど、私はソニーブランドに興味がなかったし、どこにいるかよりも何をやっているかが大事だったので、いいから早く仕事したいなと思っていて。新しい会社に行くということだけ早々に決めて、早くやりましょうよっていう感じでしたね。

さかい:
とてもわかりやすい。(笑)

何かを作るための「道具のひとつ」

さかい:
今井さんがこれからVIVITAでやりたいことや、それによってどんな世界を実現していきたいと思っているのか、伺いたいです。

今井:
まず個人的なことを言えば、もちろんハードウェアを作りたくてVIVITAにいるので、プロダクトをちゃんと量産して世に出したいという思いがあります。なかなかそのフェーズにいけなくて悶々としてる時期があったんですけど、それがようやく今、量産に向けて動き出しているので、最後まできちんと責任もってやり遂げたいです。

あとは、子どもたちに将来のイノベーターとして育ってもらいたいというVIVITAのミッションがあるので、そういう子どもたちが発案した、あるいはVIVISTOPで育った子どもたちのアイデアをかたちにするところに関わっていけたら面白いですね。

企画の段階から関わっている人は世の中にたくさんいると思うんですけど、企画を出した子どもの育成から関わっていますっていう人は、なかなかいないと思うので。VIVISTOPから生まれたものをかたちにできたら、VIVITAに来た甲斐があったかなと思います。

さかい:
VIVITA PASSPORTはそれにちょっと近いですか?

今井:
そうですね。本当に入り口の入り口ですが。

さかい:
ちなみに、VIVIWAREはどんなプロダクトにしていきたいですか?

今井:
まずは、敷居を下げたいですね。

”VIVIWARE”ってくくっちゃうと、それだけでちょっと構えちゃうような人たちもいると思うので、何かを作るための「道具のひとつ」になって欲しいなと思っているんです。VIVIWAREでしかこういうものは作れません、と言うものじゃなくて、それこそハサミとかカッターや定規に並ぶくらい、敷居を下げられればいいですね。

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自分でもできるんだ!と感じてほしい

さかい:
子どもたちがVIVIWAREを使う場所、VIVISTOPはどんな場所だったらいいと思いますか?

今井:
誰がいつ来ても、好きなことができる環境であって欲しいですね。あとは、普段なかなか使えない道具や、個人では買えないような道具などに触れられる環境を用意してあげたいなと思っています。それは道具だけじゃなくて、人も含めて。

私は、大人になってから趣味のプラモデルに一生懸命になったんですが、すごく熱が入るようになったきっかけのひとつって、今まで使えなかった道具を使えるようになったことなんですね。

何があれば変わるかっていうのは人によって違うと思うんですけど、私の場合は、その道具があったことです。たとえば模型の雑誌に載っているようなすごい作品が、急に自分の身近になったような気がして、あっ、自分でもできるんだ!って感じたんですよね。

その距離が縮まると、自分でもああいうものができるんだという自信と、次から次へとやってみようかなっていう興味がどんどん湧いてきました。VIVISTOPは、子どもにそういう経験をさせてあげられるような場所になったらいいな、と思っています。

さかい:
これまでの自分より一段上るって、すごく大事な経験ですよね。その後の行動にもつながっていくし。

今井:
物理的なものや環境が原因で、興味や好奇心をあきらめるようなことになってほしくないなと思ってますね。

さかい:
たしかに。 今井さんはときどきVIVISTOP柏の葉にいらっしゃってますが、今後の関わり方で考えていることはありますか?

今井:
今まで月に一度くらいは顔を出してたんですけど、将来的には関わり方を考えなきゃいけないなと思っています。

今は近くにあるVIVISTOPが柏の葉だけなので、ガッツリ関わり気味なところがありましたけど、これから拠点が増えてきたら、そうもいかなくなりますよね。私はよく「柏の葉離れ」って言ってるんですけど、子離れするみたいに柏の葉と一回離れて各VIVISTOPとの関わり方を考えないと、拠点が増えれば増えるほど、それぞれの業務がパンパンになるし、きちんとした関わり方ができないような気がしています。

さかい:
エンジニアの皆さんがそれぞれの拠点に関わるスタンスを整理するってことでしょうか。

今井:
そうですね。関わるのは良いことですが、そこに自分が行かないと回らないと思っちゃったりするのは、VIVISTOP側にもエンジニア側にも良くないですよね。拠点が増えた場合に成り立たないので。全部のVIVISTOPと均等に関わる必要はないですが、そのあたりはきちんと考えていきたいです。

さかい:
エンジニアの人数も限られていますし、それは確かに考えたほうがよさそうですね。システムで解決することも多少あるかなという気もしますね。

今井:
とはいえ私、やっぱり物理的なものが好きだし、対面で話すのも好きなんで、行けるもんなら行きたいんですけどね。(笑)

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さかい:
VIVISTOPとの関わり方のほかに、VIVITAが組織としてこれを解決した方がいいんじゃないかと思っていることはありますか?

今井:
私もすでに古株の部類に入るんですが、当初に比べるとかなり人数が増えてきたので、みんなが向かうべき方向だけは明確にしておいたほうがいいですよね。

VIVITAは自由な会社ですよね、何をやるにしても。考え方にしてもアプローチの仕方にしてもアウトプットの仕方にしても、それは人それぞれでいいと思うんです。向かうべき方向さえ統一されていれば、みんなが考えて生まれてきたものっていうのは、絶対無駄にはならないし、それがどこかで結びつけばいいんじゃないのかな、と思います。

さかい:
確かに、それは広報担当としても課題です。我々はなぜこの仕事に取り組んでいるんだっけ?という認識を合わせていくためにも、メッセージを発信していかなければと思ってます。

今井:
内にも外にもわかりやすいようにしたいですね。

VIVITAは考えながらものを作る場所

さかい:
今井さん自身、VIVITAで働くことはどう感じていますか?VIVITAだからできると思うことなどがあれば聞かせてください。

今井:
先ほども少し話しましたけど、モノを作っている会社に飛び込んできたつもりが、もうその開発プロジェクトはありませんというスタートだったので、入社直後はとにかくモノを作りたいなって思っていたんです。

エンジニアとして成長するためにも、量産品を手掛ける経験はすごく大事です。普通に試作をしているより緊張感がありますし、一度そういう現場から離れちゃうと勘が鈍ってしまうので量産品を作りたかったんですけど、当時はなかなかそれが出来なかったんですね。

それで本当に悩んで、何なら辞めようとすら思いましたが、いろいろ考えた結果、泰蔵さんに相談したんです。もともとスタートアップ界隈で現実的に量産まで持っていける人たちは少ないと聞いていたので、私が手伝える事があればやりたいと思って。

すると泰蔵さんが「やりなよ」と言ってくれて、VIVITAにいながら他の会社のプロジェクトに関わらせてもらえたんですね。社外で緊張感を持った量産品に携わりつつ、VIVITAではビジョンに沿って5年10年スパンで考えるようなモノを開発する、という二刀流って、なかなか出来ないと思うんですよ。

さかい:
そういえば、私と今井さんが最初にお会いしたのはDMM.make AKIBAでしたね。他のスタートアップのメンバーとして。そういう経緯でスタートアップのお仕事されてたんですね。

今井:
スタートアップは大抵、これをやるぞって決めて、それが成功するかしないかで終わってしまう。でも、VIVITAはもう一歩足を止めて考えながらやる、みたいな独特のスタンスです。最初はそこに何とかして緊張感のある仕事を作りだせないかって思い悩んでましたが、それが必須じゃないところに無理に持ち込むことはないな、と途中から思うようになって。

それならそれで、「VIVITAは考えながらものを作る場所」と自分の中で決めました。ただ、エンジニアとして勘を鈍らせたくない、成長したいという気持ちがあったので、そういうことは他でやらせてもらってきましたが、それはVIVITAだからできたことだと思います。

さかい:
仕事そのものは楽しんでますか?

今井:
楽しんでますよ。ちょっと悩んだ時期はありましたけど、自分なりに解決の方法を見つけましたし。今はVIVIWARE Cellの量産が動いているので、適度の緊張感とやりがいを持ちつつ取り組むのが楽しい時期ですね。これからもう少し進むと楽しくない時期になるんですけど。

さかい:
そうなんですか?

今井:
今は試作品が上がってくる段階なんですけど、このくらいの時期が量産品を作る中で一番楽しいんですよ、プレッシャーもあんまり無いので。量産の直前になると、お腹が痛くなります。市場で何か起こったらどうしようって頭によぎって、なんなら世の中に出なきゃいいのにって思うんですよね。 (笑)

さかい:
ソフトウェアは書き換えられたりするけど、ハードウェアは一旦世に出るとね・・・。

今井:
はい。苦い経験をしてるんでね・・・。

メカ部品って金型を起こしちゃうと、やり直すのにお金かかるんですよね。ちょこっと直すだけでも10万、20万。それを自分の確認ミスとかでやっちゃうと、もう本当にごめんなさい、ごめんなさいって感じだし、これ調整させてくださいっていうようなことが続くと、本当に嫌になります・・・。

さかい:
それはつらい・・・。

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池尻大橋の仮作業スペースにて

皆さんお元気ですか?

さかい:
VIVITAに入ってから、自分が変わったなって思うことってありますか?

今井:
単純に年を取ったからかもしれないですけど、寛容になりましたよ。世の中には色んな人がいるんだなと思うようになりましたね。

さかい:
ソニーも個性的な人が多くないですか?

今井:
そうなんですけどね。 それ以上に寛容的になりました。(笑)
ソニーも個性的でしたけど、スタートアップはそれ以上に個性的な人たちがいっぱいいるので。

さかい:
たしかに、VIVITAは個性の集まりですからね・・・。

今井:
変化に対して、あまり驚かなくなりましたね。あ、そう来たかって。

さかい:
入社してすぐ洗礼受けてますもんね。

今井:
最近で言うと、人形町のオフィスがなくなっちゃったしね。

さかい:
そうですよね。ハードウェア開発の場所は一応確保されてるけど。

今井:
オフィスも引越し先もなくなっちゃって、さすがにちょっとびっくりしました。

さかい:
そんなVIVITAについて、誰かに何かを聞いてみたいことがあれば。

今井:
「皆さんお元気ですか?」っていうことですかね。(笑)

集まることもなくなって、みんなが何してるか見えにくくなっているので、単純に「身体元気ですか?」っていうことと、「最近何やってるんですか?」っていうのは聞きたいですね。

さかい:
在宅勤務になって、気ままに雑談する機会が減りましたしね。

今井:
まぁ、私はオフィスにいてもべらべら喋るわけじゃないんですけど、せっかくみんな、VIVITAっていう同じ傘の下にいるので。

さかい:
「みんな元気ですか?」って書いときますね。

今井:
「僕は元気です」って書いといてください。(笑)

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ガンプラ道はコスパがいい

さかい:
お休みの日は何をして過ごしてるんですか?

今井:
ずっとプラモデルとゲームですね。最近は体を動かしてます。

コロナ禍で在宅勤務になるまでは通勤があったのでメリハリがあったんですけど、今は仕事する場所と、プラモデルやゲームをする場所が同じなんですよ。そうすると、この机に1日何時間いるんだ?ってことになってしまうので、切り替えも含めて体を動かそうかなって。筋トレしつつ、夜な夜な走ってます。

さかい:
プラモデル、自信作があればぜひ見せてください。

今井:
自信作は手元にないんですよ。割と大きくて邪魔だから、しまっちゃうんですよね。

さかい:
ジオラマですか?

今井:
ジオラマまではまだ作ってないんですけど、結構大きめの作品もあって、展示する場所がなくて困っています。近くに実家があるので、そこに持ち込んでますね。

さかい:
主にガンプラですよね。

今井:
ガンプラが多いですね。 年一回、夏にコンテストがあるので、それに向けて毎年一個大作を作るぞ、というのが密かな楽しみです。

さかい:
何年前から出品してるんですか?

今井:
私はまだ3年目くらいです。選考用の写真を見ているだけでも、毎年の成長度合いが見て取れるので面白いですよ。毎年、もうこれ以上の物は作れない、やり切ったって思うんですけど、3年前の写真を見ると、あの時の俺は何を言ってたんだ、こんな雑な工作じゃダメだよって思うんですよね。

さかい:
VIVISTOPの子どもが、同じようなこと言ってましたよ。一年前にVIVITA BOOKS(絵本プロジェクト)で描いた自分の作品を見て、「俺、子どもだったな...」って。(笑)

今井:
自分で成長が見て取れると、すごく面白いですよ。

さかい:
入賞実績はあります?

今井:
そのコンテストでは、まだ一次予選突破くらいですね。二次予選を突破すると日本大会の決勝なので、そこが当面の目標ですね。

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今井さんの作品 Photo by Kotaro Aoki

さかい:
これからもガンプラ道を突き進んでいくんですね。 ちなみにガンプラにはまると、やっぱりジオラマに行き着くんですか?

今井:
方向性は人それぞれですけど、私は昔の古いタイプを改造したくなります。ガンプラっていうものが発売された当初のものが、今でもたまに再販されるんですね。そういうものを、今の技術をもって真面目に作るとこんな風になりますよ、みたいなことが再確認できるので、今はそれが楽しいですね。

さかい:
いろんな楽しみ方や追求の仕方がありそうですね。

今井:
コストパフォーマンスいいですよ。

さかい:
そうなんですか?お金がかかりそうな印象です。

今井:
最初は道具にちょっとだけ費用がかかりますけど、プラモデル一個1500円とかそんなものだし、私はそれで2か月くらい楽しめます

さかい:
なんてコスパがいいんだ!
ガンダムと言えば、日本で最初のメカデザイナー大河原邦男先生ですよね。以前仕事でご挨拶する機会があったんですが、とてもダンディで素敵でした。

今井:
今のプラモデルの箱に書いてあるガンダムと、大河原邦男先生が書いたデザイン画のガンダムってちょっと違うんですよ。昔の箱の絵はいわゆるタイムボカンみたいな、ああいうタッチなんですね。それが大河原邦男先生のタッチなんですが、あの良さが昔は分からなかった。でも最近すごくかっこよく見えてきて、そこに寄せて作るっていうのをやってみたいと思っています。

さかい:
そういう楽しみ方もあるんですね。 大河原先生が喜んでくれそうです。

今井:
私もお会いしてみたいです。会って何話すんだって言われたら困っちゃいますけどね。

さかい:
私がご挨拶したのはアキバだったんですが、たまたま同じ時間に、別件で桐谷美玲ちゃんが取材に来てたんですよ。そしたらアラフォーの男子たちが、当然大河原先生やろ!って一目散に。アキバに生息している人達として、非常に正しい行動。

今井:
私もそうしてたと思います。(笑)

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無人島サバイバル

さかい:
さて、最後の質問です。 今井さんにとってのVIVITAを一言で表してください。

今井:
難しいですよね、これ。
「無人島サバイバル」みたいな感じかなって、私は思ってますけどね。

さかい:
なるほど!

今井:
VIVITAで働くには、まず環境整備から自分でやらないといけないですし。基本的なスキルを持って島にやってきたとしても、そこからどう生き抜くかは自分次第ですからね。

さかい:
すごく言い得てます。

今井:
そこで得たスキルって、VIVITAの内外でも絶対に役立つはずで。

子どもにどんな風に成長して欲しいかって言われたら、どんな環境でも生き抜いていける、生命力の強い人になってほしいです。 そういう意味でも、サバイバルなVIVITAでいろんなことを学べば、将来たくましく生きていけるんじゃないかなって思います。

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編集後記

インタビューを通して、今井さんが何を軸にしているのか少し垣間見えた気がします。それはまるで侍のようだと思いましたが、ガンダムも武士道に通じるものがありますよね。え?違う?勉強としきます。それはさておき、VIVITA ROBOCONの会場で、チャレンジする出場者とロボットを冷静に見守る今井さんの侍のような姿がとても印象的でした。これからも無人島サバイバルでご一緒しましょう。(さかい)

普段寡黙な今井さん。淡々と仕事をこなすその胸の奥にはブレないアツさを持っているなと改めて感じました。お話を聞いていて、こちらまでアツくなりました。 そして、趣味に没頭するとすごく楽しいよね。。。って共感しました。 あととても変人であること(笑)がよく分かりました。就活早く終わらせたいって・・・(笑)やはりVIVITAは変わった人が多い・・・。(くぼた)

■VIVITAで今井さんと一緒に働いてみてもいいかな?と思った方はこちらをクリック! recruit.jobcan.jp

(編集・境 理恵 × 窪田 有希 /写真・境 理恵 /デザイン・mix)