こんにちは!はじめまして!4月からVIVIWARE社に入社したうねうねです! 今日は自己紹介と、VIVITA BOOKS 2020で作った作品の紹介をしたいと思います!
自己紹介
入社前は神戸芸術工科大学の修士課程で、絵画とスクライビング(絵画技法を用いた対話の記録手法)について研究していました。 実は2019年の夏にVIVISTOP柏の葉でのインターンも経験しています。
生まれも育ちも神戸で、現在は関西を中心にVIVIWAREを使った作品や活動を作る、アートエンジニアとして働いています!
アートエンジニアって?
エンジニアと言っても、プログラムやコードを組んだりアプリを作ったり…なんてことは正直まだまだできません。(笑)
VIVIWAREを使って、アートを通したモノづくりや子どもたちの製作をサポートしています。「子どもより子ども」をモットーに、日々、子どもたちと同じ目線に立ちながらモノづくりを行っていくことを心がけています!
VIVITA BOOKS 2020
ここからは、2020年に行われた子ども作家×大学生編集者が協働して一冊の絵本を作るプロジェクト「VIVITA BOOKS 2020」の展示会のサポートについて紹介していこうと思います!
ことの発端は、子どもたちが「展示会で自分たちの絵本の中のお気に入りのシーンを動かしたい!」という素敵なアイデアからでした。そこで、VIVIWAREを使って形にしようとなったことで、我々エンジニアチームの出番です。
私は、『不思議な本』の作者かずきがお気に入りのシーン、絵本の中の世界でうさぎたちとのおもちつきの再現と、展示会に来てくれたお客さまの感想を書いて入れてもらうポストの製作をおこないました。
うさぎとおもちつき
神戸⇄柏の葉をオンラインでつなぎ、かずきと打ち合わせを行って、少しずつどんなかたちにしていくかを話し合いました。かずきと打ち合わせを重ねていくうちに、すごくストイックな一面を見せてくれたので、私も負けてられないな〜!と思いながら、食らいついていました。
「こんなのはどう?」「うーん…それよりこうかな〜?」「じゃあこれは?」「そうだな〜…もっとこんな感じがいいな〜!」みたいなやり取りを何度も繰り返した記憶があります。(笑)
結果的に第5形態くらいに進化を遂げた「うさぎとおもちつき」。その甲斐もあって、かずきが満足のいくかたちに仕上げることができ、ようやく胸を撫で下ろすことができました…!
かずきと接しながら、私もモノづくりをする上で、「どこまで表現するのか」という部分へのこだわりは忘れたくないなと改めて感じました。
最初にこの本を読んだ時に、「絵本の中に飛び込む」という部分をなんとか表現できないものだろうか?と考えた結果、紙芝居のように不思議な世界が飛び出してくるような表現をすることにしました。
扉を閉じている状態では、タイトルと絵本の中に吸い込まれる瞬間のシーンを貼り付け、開くと絵本の中の世界が広がっていくようなイメージに仕上げました。背景の星もピカピカ色んな色に光ります!
おもちのびよ〜ん感にもこだわりました。かずきと相談しながら色々な素材を試しました。白い風船やズボンのゴム、ストッキングなどなど…。最終的にはこの服の裏地用のストレッチ素材をつかっておもちが伸びているような表現になりました!ほら見て!かわいい!
もちろん、動いているところもかわいいんです!
更にかわいいのが、動画にも登場している、うさぎリモコンです。これ、「ぺったんぺったん」の速度を変えることができるんです。個人的には、うさぎの奥側の手がおもちをペチペチしているのがツボです。かずきもうさぎのペチペチには、ニコニコしてくれました。(笑)
この作品の詳しい内容が知りたい方は、こちらもご覧ください!
絵本の感想用ポスト
続いて作ったのが、お手紙を入れると絵本のキャラクターたちがランダムで登場してご挨拶してくれるポストです! ポストの中にVIVIWAREを仕込んであり手紙に反応して動画が流れるんです!ポストに使用しているアプリは、弊社のダークネスエンジニア(笑)ことカッシーが作ってくれました。さすがです!絶望…いや、脱帽です!
色んなキャラクターがランダムで出てくるので、コンプリートしたくてたくさんお手紙を入れたくなりますよね。じつは、この動画の一つ一つは、BOOKSに参加しているルナが作ってくれました!どんな動画が出てくるかは、お手紙を入れてみてのお楽しみです!
インターンだった頃からルナとは面識があり、しっかりもので頼りがいがあるな〜と感じていましたが、この数年で動画まで作れるようになっているのか?!と驚きと頼もしさと成長をたくさん感じました。ありがとう、ルナ!
神戸からオンラインで参加していたこともあり、誰かとの繋がりを実感しにくい場面もありましたが、こうやっていろんな人の力を合わせてひとつの作品を作る楽しさを味わえたので、作ってよかったな〜と思いました。
さて、ここからはカッシーが担当した作品たちについても触れていこうと思います!
絵本ジオラマ -流星群が見える丘-
これは、リッキー作の絵本『千代ちゃんと400年に一度の流れ星』に出てくるクライマックスのシーンをVIVIWAREで再現しています。
覗き込むと、満天の星空が目の中にキラキラと飛び込んできます。これは、小さな箱の奥にディスプレイを取り付けていて、さらにリッキーのアイデアで内側にミラーを貼り付けているため、小さな箱の中に壮大な星空がギュッと詰まっているような見え方になるんです!うーん!ナイスアイデア!
そして、その手前には、絵本に出てくるキャラクターたちが丘の上で星空を眺めています。自分もキャラクターの一人になったような気分になってロマンチックですよね!
これは、エンジニア カッシーのアイデアで、観に来た人にも一緒に星空を眺めている感覚を味わってもらうために、キャラクターたちが流れ星に感動している様子をVIVIWAREで再現しています。ひと目見ただけでも時間を忘れて眺めていたくなる美しさです。
キャラクターたちの楽しそうな声が聴こえてきそうです。そして、しばらく星空を眺めていると…「おや?あれって流れ星?」。あなたももしかしたら、流れ星に出会えるかもしれませんよ?ぜひ覗き込んでみてくださいね!
二人の作品の詳しい内容が知りたい方はこちらを御覧ください!
絵本ジオラマ -ペンタカーのお仕事-
こちらは、『ペンタカーのお仕事』で作者ゆうたのお気に入りのシーンである、車屋さんのペンタカーが新品の車を届けるために出発するシーンです。 黄色い車がペンタカーで、その後ろを走る緑色の車が新しい車です!くるくると忙しなく走る二台の車、とってもかわいいですよね!!
ゆうたは、絵本のテーマを「車」にするほど、車がとっても大好きで細部の表現にもすごくこだわりを持って作っていました。色使いも柔らかく暖かな色調で優しい雰囲気が表現されていますね。
ジオラマの上にあるペンタカーや新品の車、氷山などはゆうたが作っています。一生懸命、車を運んでいるペンタカーの様子はとっても愛くるしいですね。かわいくてついついずっと走らせてしまいます!車を運ぶのは大変なのに、たくさん走らせてごめんねペンタカー(笑)
実は、ペンタカーは紐で引っ張ったり磁石で動かしたり…なんてことはしていません。「え?じゃあどうやって動いているの?」そう思いませんでしたか?
この答えは、VIVIWARE Cell公式サイトで後日公開致しますので乞うご期待!
会場のようす
ちなみに、搬入風景はこんな感じでした!
展示完了〜!
この真っ白な空間が、BOOKSの世界観で満ち溢れていて、見ているだけでもワクワクしませんか? 私たちの作品はもちろん、実際の絵本を読んだり他にも盛りだくさんの仕掛けが体験できます!子どもたちがたくさんの時間を掛けて作った絵本のプロセスや中身をぜひご覧くださいませ〜!
期間:2021年8月5日(木)〜8月16日(月)11:00〜20:00(15日のみイベント貸切のため12:00開場) 会場:渋谷ヒカリエ8階 CUBE1.2.3 料金:入場無料
- ご来場の際は、マスク着用・検温・手指消毒のご協力をお願いしております。
- 37℃以上の発熱やせき・くしゃみなど体調のすぐれないお客さまにおかれましては、ご来場をお控えいただくようお願い申し上げます。
- 運営スタッフもマスクの着用をさせて頂きますので、あらかじめご了承いただきますようお願い致します。お客さま及び運営スタッフの健康と安全確保のため、ご理解とご協力のほどお願いいたします。