VIVIWARE株式会社の嶋田です。
この夏は探究サマーラボにお邪魔して3回のワークショップを開催してきました!
そこで何をやったのかレポートしたいと思います。
探究サマーラボについて
探究サマーラボは、学研・Panasonic・東急株式会社(敬称略)の3社がタッグを組み、子どもたちに新しい学びの場を提供する活動です。
子どもたちの好奇心を刺激し、社会とのつながりなどを重要視した活動は、VIVITAが運営するVIVISTOPとも近しい価値観であり、VIVIWARE Cellとの相性も良さそうだ、ということで、今回探究サマーラボ内でワークショップを開催する機会をいただきました。
ワークショップについて
ワークショップを開催するにあたり、子どもの集中力を考慮し探究サマーラボ内でおこなわれているその他のプログラムに合わせ、1回あたりを1時間でおこないました(それぞれ異なる内容で3回実施)。
実はこれまでVIVIWARE Cellを使ったワークショップやプロジェクトなど何度も開催してきたのですが、1日で終わる単発のワークショップは基本半日かけるものがほとんどで、きっかり1時間で終わらせるようなものはありませんでした。
従って今回は、1時間という限られた時間の中でどうしたら楽しんでもらえるのか?という点において、初の取り組みでした。
ワークショップ1回目:VIVIWARE Cellに出会う
VIVISTOPにいる子どもたちとは違い、全くVIVIWARE Cellを知らない子どもたちでしたので、VIVIWARE Cellで何ができるのか?どう使うのか?がメインテーマです。
まずは、アイスブレークを兼ねて何ができるか知ってもらうために、VIVIWARE Cellを使用した「もぐらたたきゲーム」で遊びました。 LEDライトが光ったセンサーをタッチすると音が鳴るというものです。
(これは当日の様子ではありませんが、イメージとして)
アイスブレークの後に実際の使い方をレクチャーしたのですが、一方通行の座学にならないよう2点注意しました。
①ハンズオン形式にして、自分の手を使って体験すること。
②ワークショップを通して知識を教えるのではなくて、「楽しい」という体験をしてもらうこと。
具体的には「VIVIWARE Cell Motion」の使い方を教える場合、専門的には「加速度&角速度センサー」ですが、加速度や角速度が何であるか?なんて理屈はさておき、「動きを検出できるセンサー」として VIVIWARE Cell Motion を振った回数をカウントするようなものを作って遊びました。
ワークショップ自体は任意参加であるにも関わらず、初回の参加者7名のうち5名が2回目にも参加してくれたので、まずまずの出来だったかと思います。
ワークショップ2回目:VIVIWARE Cellで遊ぶ
初回はひとつひとつのセンサーに絞って遊びましたが、2回目は複数のセンサー同士を組み合わせシンプルだけど楽しく遊べることをテーマにしました。 また、ワークショップ外でも自分で作って遊べるように材料が入手しやすい「紙の箱」を題材に取り上げました。
まずは、センサーを使って自動で開く箱です。
実際にワークショップで遊んだ箱の作り方は、Webに掲載しています。
cell.viviware.com
手で触れなくてもセンサーによって自動で開く箱は、子どもにとっては魔法のように見えるのか「おぉ」という驚きの声があがっていました。
後半戦は、同じ箱を使って違う方向性の電子サイコロで遊びます。
(見本の電子サイコロ)
電子サイコロは「1, 2, 3 ~」と数字を読み上げさせることを目標にしていたのですが、参加者の子たちは爆発音を鳴らしたり、数字ではなく自分で打ち込んだ文字を発音させたり、と私が想定していなかった楽しみ方をしていたのがとても印象的でした。
ワークショップ3回目:自由に遊ぶ
最終回である3回目は何をしようかと考えていたのですが、最終回らしく「自由に遊ぶ」という究極のテーマでおこないました。
「たった2回しか遊んでいない子どもたちが、参加3回目で受動的ではなく能動的に遊べるのか?何も楽しくなくて1時間経つ前に飽きてしまったらどうしよう?」と非常に不安なまま当日を迎えたのですが、それは全くの杞憂でした。
蓋を開けてみれば、1時間のワークショップにも関わらず時間を過ぎても遊んでくれる子どもたちの姿があり、ワークショップの締めとしては非常に満足のいくものになりました。
おわりに
デジタルネイティブな現代の子どもたちにおいても、リアルな世界での活動はハサミやカッターなどプリミティブなもので終わるものが多かったりしますが、今回のワークショップを通して、こうした新しいモノづくりについてもっと身近に感じてもらえればと思います。
また、これは我が事ですが、これまでプロダクトの製品化に注力していたことに加えコロナ禍ということもあり、久しぶりに子どもたちと接する機会になりました。
こちらの想定を良い意味で超えてくる子どもたちの可能性に触れることができ、改めてこの仕事の楽しさを実感しています。
VIVIWARE株式会社はパートナーを募集しております。
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