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VIVIWARE Cell 沖縄初上陸!「分解ワークショップ」開発ストーリー

VIVIWARE Cell、沖縄へ

こんにちは、VIVIWAREの山内です。

なんと、今回の舞台は石垣島!
VIVIWARE Cellが沖縄に初めて渡りました〜!

石垣島でテクノロジーを学べる場を作るため2015年に教員・福祉団体・企業が立ち上げた団体「TECH!for ISHIGAKI」のメンバーと連携し、今回の企画が実現しました!

ワークショップの内容はVIVIWARE Cellのホームページでも取り上げていますので、ぜひご覧ください。

cell.viviware.com

この企画、石垣市教育委員会の協力もいただき、会場は石垣市役所。そして一般公募でイベントを実施することに。

何をしようかなぁ〜どんな内容にしようかなぁ〜。

初めてVIVIWARE Cell触ってもらうのだから、さまざまな機能や活用方法があることを感じて欲しい。
けれども、「VIVIWARE Cellであそぼう」では、情報を受け取った人が内容をイメージできず参加につながりにくい・・・。

ワークショップ設計にいつもつきまとう悩みのタネです。

そんななかで誕生した「分解ワークショップ」、今回はこの企画が生まれた背景をこっそりお伝えしていきます。

「よーく見る」ことの面白さ

2022年11月、VIVIWARE Cell開発メンバーと話す中で、設計検証試験(DVT)と呼ばれる製品化する前段階のプロトタイプがまだ残っていることを知りました。
DVTとは製品の機能と性能を確認するものだそうで、製品版のVIVIWARE Cellとほとんど違いがありません。

DVTを眺めて、よーく見てみると、外観のボディに透かしが入っていなかったり、基板に小さく「DVT」と表記があったり。
何となく見て触っているだけでは気がつかない発見がたくさんありました。

なるほど、「よーく見る」は面白いかもしれない。

某企業では新人研修として、「パソコンを分解し、また再び動くように元に戻す」という課題があるとか。

なるほど、僕も分解してみたい!!

DVTならば分解してもOK!とVIVIWARE社長の嶋田さんからも許可をいただき、さっそく自分で分解してみることにしました。

こちらはSlider Cell。
使ったのはプラスドライバーだけ。こんなに簡単にここまで分解できちゃう!

こちらがRotator Cell。
複数のDVTを分解することで、共通する部品があることに気付くことができました。

僕がニヤニヤと分解していると、VIVISTOP NITOBEで活動していた子どもたちも「何してるの!?やってみたーい!」と分解に参加しはじめました。

「ねぇ、みてみて!この部品こんな風になっていたよ!」
「ここの部品かっこいいー!」

などなど大盛り上がり!
うんうん、分解は面白い!!

こうして「分解」をキーワードに沖縄・石垣島での企画が生まれたのでした。

いざ、石垣島へ!

さて、舞台は再び12月の沖縄・石垣島。

うれしいことに「VIVIWARE Cell分解ワークショップ」は定員を越えるお申し込みをいただき、集まってくれた参加者たち。

分解したい?と尋ねたら、「早くやってみたい!!」と子どもたち。

でも、待って待って、まずは初めてのVIVIWARE Cellでとにかく遊んでみよう!

VIVIWARE Cell LEDや VIVIWARE Cell Color Picker、Sound Player モジュールを使って、光や音、そして動くロボットなどなど、1時間半たっぷり楽しく体験しました。

さて、ここからが「分解ワークショップ」の本番!

「分解するぞーー!」と子どもたち。

あっという間に分解していきます。

「あれ!もう終わっちゃった!簡単だー!」

そうなんです。僕自身も分解して気づいたのですが、VIVIWARE Cellの構造はとってもシンプル。分解もしやすいのです。

ただ、ここからがもっと面白いところ!
一旦、全員集合して分解した部品をみんなで眺めてみることにしました。

何が見える?と尋ねると・・・

「そこに文字が書いてある!」
「え、うそうそ!どこ?」
「なんかビルみたいだね。」
「確かにそう見えてきた!あの部分は、虫みたいだよ!」
「ぎゃー!ほんとにそう見えてきた!!」

と、どんどん盛り上がっていきます。

一旦、自分自身で分解しているのですが、分解するだけでは実は「よーく見る」は難しい。
分解できれば満足してしまうのですが、こうしてみんなで観察してみると、分解した時には気が付かなかった部分がどんどん見えてきます。

こうなると再び自分のものをよーく見たくなってきます。

「あー!ここがさっきUSBを差し込んだところだ!」

「前半で遊んでいた時に、光った部分はどこだろう!?ここかな!?」

よーく観察すると、前半でたっぷり遊んだ経験もつながっていきました。

どんどん発見していく子どもたち。

「この部品を倒すと、この細いところが動くんだよ!!」

そんなところまで見ているのか〜!と大人もびっくり!

分解して観察して組み立てて、他に人と交換して、また分解して観察して組み立てて・・・。
「やりなさい」と言われたわけではないのに、子どもたちの活動は止まりません!

よーく見て、たくさんの発見

最後に、VIVIWARE Cellの開発に携わっているエンジニア相原さんより、製品ができるまでの話も聞いちゃいました!

なるほど〜!こうやってモノができるのか〜!!とみんな真剣に聞き入ってくれていました。

  • 電気の使い方がわかった
  • 機械の回路の仕組みがわかった
  • ICチップについて楽しく知ることができた。プログラミングが楽しいと思えた
  • VIVIWARE Cellでロボットがつくりたい
  • 動きを感知して、人と同じ動きをするロボットをつくってみたい
  • エンジニアの役割を知ることができた
  • 小さい部品を見られた。その中でも同じような形のものをたくさん発見できて楽しかった
  • ジョイスティックを押すと、横についているボタンも押されることを発見した

などなど、よーく見てさまざまな発見をしたり、次にやりたいことを見つけてくれたり、うれしい感想がたくさん届きました。

石垣島の子どもたち、たくさんの遊びと分解と発見、僕たちもとっても面白かったですー!
また会いましょう〜〜!!ありがとうございました!!