はじめに
VIVIWARE株式会社の嶋田です。
今日はVIVITA ROBOCON in TOHOKUの体験イベントについてレポートします。
VIVITA ROBOCON in TOHOKUは、宮城県で活動しているTOMI Labo、岩手県のビッグルーフ滝沢、山形県のキッズドームソライの3つの団体が共同で実施を予定しているロボコンイベントです。東北地区で県をまたがって開催する初めての大会になります。
今回は3団体のうちのひとつである、宮城県富谷市TOMI Labo主催の「ロボコンって何?」が体験できるイベントに、VIVIWARE Cellの説明員として参加してきました。
とみやど
体験会の会場となったのは宮城県富谷市にある富谷宿観光交流ステーション、通称とみやどです。宮城県富谷市は、かつて奥州街道の宿場町「富谷宿」として栄えた場所です。
とみやどは、その宿場町の面影が残る「しんまち」地区で、地域の歴史的な資源や背景を活かした観光交流の拠点及び起業・創業の実践・チャレンジの拠点となっています。
(醤油店跡地ということで樽が印象的)
実施日が祝日だったということもありたくさんのお客さんで賑わっていました。
(ユニークなお店が立ち並んでいて、自分も時間があれば見て回りたかった...)
TOMI Labo
この富谷市で行われるロボコンの主催は、富谷市でものづくり活動をしているTOMI Laboです。主なメンバーは同市の株式会社大誠の釘宮さんとアオバテクノロジー株式会社の小野寺さんの2人です。
おふたりは現役のエンジニアでありつつ、個人活動として今年のMaker Fair TokyoでVIVIWARE Cellを使った作品を出展されており、そこからVIVIWARE社としてのお付き合いがはじまりました。「ものづくり」の大事さという点でもTOMI LaboとVIVIWARE社がお互い共感しており、ぜひVIVITA ROBOCONを富谷市でもやりたい!ということで、今に至ります。
(VIVIWARE Cellを使って巨大なロボットを動かす展示)
イベントの様子
体験イベントは、とみやど内のイベントスペースを利用しました。写真は会場の様子です。
(当日は絶好のイベント日和)
イベントスペースの後方は、3Dプリンターとレーザーカッターの実演展示と製品販売をおこなうスペースになっています。 3Dプリンターについては、同じく宮城県内にあるFab Station Natoriさんがお越しくださり実演と説明をされました。
イベントスペースでは、実際にロボコンで使うVIVIWARE Cellを触りながら体験してもらいます。特に事前予約等もなかったため席が埋まらなかったらどうしようかと思っていましたが、蓋をあけると満員御礼。急遽2席増やしての実施となり、みなさんの関心の高さが伺えました。
今回は、イベントを手伝ってくれている大学生の「ど素人ガール」のふたりにも事前の知識ゼロの状態から参加してもらい、子どもたちと同じ目線での意見をもらいます。
(VIVIWARE Cellが一体何なのかさえ知らされていないふたり)
最初は緊張の色が見えた子どもたちですが、はじまってしまえばワイワイと楽しんでくれました。様子を見ていると付き添いの保護者に、子どもが逆に教えてあげている場面も見られ、この場では大人と子どもの立場が逆転しています。実際のロボコンでも、大人も参加OKで、教える教えられるとは違う対等な立場で取り組みます。
終わったあとに「難しかった?簡単だった?」の問いかけには「かんたーん」と大きな声で答えてもらい、VIVIWARE Cellのお手軽さが伝わったかなと思います。ど素人ガールからもロボコンの印象について「これなら私たちでもできそうな気がする」というありがたい意見をいただきました。
さいごに
大変ありがたいことに全国でVIVITA ROBOCONの輪が広がっています。つい先日は初の海外大会も実施されましたし、年明けにはこの東北大会だけではなく、九州ではVIVISTOP Hakataで複数の団体が参加する大型大会も予定しています。
私はVIVITA ROBOCONは技術を競うための大会ではなく、ものづくりを通した表現活動だと考えています。ロボットの制作活動を通して自分が好きなことや得意なことを見つけてもらい、ゆくゆくはその得意なことを活かして社会に貢献してくれると信じています。VIVIWARE社としては、子どもたちだけではなく、そういったイベントを開催したい団体の方も全力で支援していきたいと考えていますので、活動にご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
初の海外大会であるフィリピン大会の様子。 youtu.be