こんにちは、VIVITA デザイナー、@imatomixです。
先月、国内にまた1つ、新しい VIVISTOP がオープンしました! しかも、今回VIVISTOPが新設された場所はなんと、学校の中です。
VIVISTOP 新渡戸
東京都中野区にある 学校法人 新渡戸文化学園 の校舎内、図工室エリアの一部がVIVISTOPとして生まれ変わりました。上の写真の通り、これまでのVIVISTOPと同様に「未完成な環境」を意識したとってもスッキリした空間です。
私達VIVITA は、用意されたものをただ使うのではなく、自分たちで考えて活動していくことを大事にしています。新渡戸のVIVISTOPでも機材や道具は準備してますが、作業台や椅子はまったくない形でのスタートです。
VIVISTOP 新渡戸の特徴
新渡戸文化学園は「Cross Curriulum」(教科横断型学習活動)「Challenge Based Learning」(リアルな社会課題への挑戦)を生徒と共に考えていき、「Happiness Creator」の育成を目標にしている学校です。
そこで、VIVISTOP 新渡戸は「教室や教科、学年などの枠をなくす」「教師も生徒も共につくり、共に学ぶ」を掲げて動き出しました。さまざまな教科と横断的に活動を作っていき、新しくて面白い授業のあり方を生徒と共に考えていきます。また、学校の活動の中で子どもたちから主体的に生まれたさまざまな課題への挑戦の場としても機能するようにしていきたいと思っています。
学校という環境の中にできた初めてのVIVISTOPとして、授業と連動して新しい学びのあり方を模索したり、放課後の子どもたちの活動を拡げていきます。
VIVISTOP Furniture Project
新渡戸文化学園、山内先生の「このVIVISTOPにはみんなが座る椅子がない。君たちにここの椅子の製作を任せる。頑張ってほしい。」のメッセージと共に始まったこのプロジェクト。小学校5年生の2つのクラスが、図画工作科の時間をメインに約2〜3ヶ月かけてVIVISTOPで使う椅子を考えていきます。
椅子を買ってくるのではなく、自分たちで一から考えてアイディアを話し合い、設計をして、模型を作り、仕様書をまとめて発注します。
届いた部品もみんなで組み立て仕上げていくこのプロジェクトは、社会科の授業と連動し、材料を手配する林業や地域のことも学んでいきます。発注するために相手に伝える表現や資料作りは国語科の授業と連動する予定です。
椅子づくりの活動でありながら図工だけにとどまらず教科を横断したさまざまな学びの機会が生まれていく。こんな活動をどんどんこの新渡戸で作ってきます。
他にも、株式会社Tooさんと連携して、コピックという画材の使い方を中学生と考えていく活動や、教室の本が散乱しているのを見かねた何人かの小学4年生の有志の子どもたちが休み時間を使って自分たちで材料を集めて本棚を作る動きなどVIVISTOPができたことでいろんな流れが出てきています。今後のVIVISTOP新渡戸、どんどんおもしろくなりそうです。