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冬のエストニアで、VIVITA Global Junction : Frost Edition 2023 に参加してきました!

Tele!(エストニア語で「こんにちは」の意)
VIVITAクルーのJunkoとYokoです。

先日、エストニアで開催された「VIVITA Global Junction : Frost Edition 2023」に参加してきましたので、早速その様子をレポートします!

VIVITA Global Junctionとは

日々それぞれの地域で活動する VIVITAクルーが一堂に会し、プロジェクト進捗や知見の共有、対話や議論によって相互理解を深めるコミュニティ内カンファレンス「VIVITA Junction」。今回は2月8日〜10日の三日間、世界7ヶ国11拠点に散らばるインターナショナルの仲間たちがエストニアに集結し、「VIVITA Global Junction」を開催しました。

ホスト国のエストニアに加えてリトアニア、シンガポール、フィリピン、アメリカ、ニュージーランド、日本から50名以上のクルーが参加。VIVITA JAPANからは10名のクルーが海を渡り、エストニアの大自然と出会いながら各国のクルーたちと交流を深めました。

エストニアとは

エストニアは北欧に位置するバルト三国のうちの一つ。Skype発祥の地として有名で、最近ではIT先進国として世界でも注目されています。VIVISTOPがある首都タリンには、中世の街並みが残る美しい旧市街やTelliskivi Creative City というスタートアップやアーティストが集うエリアもあり、新旧の文化が共存する魅力あふれる街です。

セッション盛りだくさん

今回のGlobal Junctionでは、大きく分けて「Sharing」「Discussion」「Activity」の3つの柱をもとに、さまざまなセッションがおこなわれました。今回はこれらの一部を紹介していきたいと思います。

Sushi Workshop

VIVITAコミュニティ代表の孫泰蔵と世界で活躍するミシュラン二つ星レストラン「銭屋」の髙木慎一朗シェフによる、寿司ワークショップが開催されました。

泰蔵さんから寿司の歴史や飾り切りの意味などのインプットに加えて、「Appreciation」というキーワードに関するイントロダクションがあり、その後、髙木シェフからネタの切り方と握り方のレクチャーを受け、皆でLet's try !

ネタのカットや握り加減の調整の難しさに直面するクルーが続出。笑顔を浮かべながら、鮮やかな手つきで魚をさばき、お寿司を握っていく髙木シェフの凄さに改めて気づかされます。

ワークショップの冒頭で泰蔵さんから話のあった「Appreciation」とは「鑑賞すること」と「感謝すること」という意味があり、それらの言葉は独立した意味のようですが、密接に関係があるとのこと。

例えば、つくり手の想いや作品についての理解が深まると、その作品の魅力が分かり、作品やつくり手のことが好きになる。そして自然とつくり手への感謝と尊敬の気持ちが生まれるという態度そのものが「Appreciation」なのだそうです。

ワークショップの最後は、つくり手への「Appreciation」を感じられるような場や活動づくりをしてほしいという泰蔵さんからのメッセージで締めくくられました。

The VIVITA Way

各VIVISTOPのクルーが自分たちの拠点紹介、最近の活動についてなどをシェアしました。

▶︎Baguio(Philippines)
日頃の子どもたちとクルーのやり取りを紹介しながら、Watermelonを乗せて走るRobokartのレースの様子を紹介してくれました。It was a very exciting race!

▶︎Honolulu(USA)
ハワイといえば、音楽!DJブースや音楽制作に欠かせない機材が揃った本格スタジオを持つVIVISTOP HonoluluではKIDS RECORD LABELのプロジェクトが進行中。So cool, we can’t miss it!

▶︎Monbetsu(Japan)
北海道紋別の空き家を自分たちの秘密基地へとアップデートしているKotanメンバー。庭にはドームやRCサーキットを制作中。なるなるのユーモアたっぷりの発表に皆大ウケでした。Their development continues.

▶︎Singapore
新しい拠点のオープンに向けて準備中の様子や、新たに開発した子どもたちの活動を促進するためのプラットフォーム「VIVIBOOM」を紹介してくれました。We are really looking forward to seeing NEW VIVISTOP at the next Junction.

▶︎Telliskivi(Estonia)
クルーが運営をする上で大事にしていること、VIVINAUTになるまでの具体的なプロセスなどを紹介してくれました。2018年にオープンしてから合計225名の子どもたちがVIVINAUTとして登録し、活動をしているそうですよ。Our family keeps growing.

▶︎Tokatsu(Japan)
昨年のイベントでおこなったアイデアソンで「VIVINAUTがオーナーとなり進めるプロジェクト」が生まれ、現在4つのプロジェクトが進行中。Kashiwanohaの時から通っていた子どもたちが大きくなり、どのような成長があるのか、東葛のプロジェクトを見逃せません。Let’s check the activities.

▶︎Tokyo / Nitobe & Bricoleur(Japan)
この度、VIVITA TOKYOアライアンスを結成した新渡戸とブリコラージュ。それぞれ一人で運営するのは大変なのでプロジェクトごとにチームを組んで進めているスタイルを紹介してくれました。It looks like they will be more and more collaborations with global teams.

▶︎Užupis (Lithuania)
アイデアスケッチをする素敵なノート、そして、移動可能で広々とした活動空間を持つVIVIHUを紹介してくれました。これがあればどこへでも行くことができ、活動も広がっていくことにワクワクが止まりませんでした。Presentation in dialogue format was so interesting.

▶︎Aotearoa(New Zealand)
とても風の強いことで有名なWellington。最近オープンしたVIVISTOPではありますが、子どもたちとPCを自作したり、マスク(お面)のデザインをしたりと、活動が活発になってきているようです。お土産に美味しいピーナッツバターやマスクに関する雑誌をいただきました。Thank you for your kind considerration.

▶︎Kanazawa(Japan)
食やアート、自然にも恵まれている金沢。廃校利用や行政とのコラボレーションについても触れながら、拠点の魅力をたっぷり紹介してくれました。これからさらに加速する「他拠点との連携」「Inclusion」についても、引き続き拠点間でたくさん議論していきたいですね。Anyway, the food looled delicious and we were drooling.

具体的なプロジェクトや運営方法、環境づくりなどについてもディスカッションをおこないました。

▶︎VIVIWARE
日本のエンジニアの今井さんが日本での作例や活動事例を紹介し、情報交換が活発におこなわれました。春に日本で開催されるロボコンに視察に来るメンバーもいて、また何か新しいきっかけが生まれそうです。

▶︎Co-creation
私たちはどうすれば全ての子どもたちとより良く繋がることができるのか?をテーマにディスカッションしました。inclusiveな環境とはどういうことなのか?クルーが子どもたちに対してフレンドリーであることなのか、配慮された環境が整っているということなのか。今後も活発な意見交換がおこなわれそうです。

Activity

▶︎タリン旧市街
アイススケートにチャレンジしたり、旧市街の歴史を知るツアーに参加。ディナーはOlde Hansaというレストランで13世紀のタリンの豪華なディナータイムを体験してきました。エストニアの民族衣装を来たスタッフが伝統ミュージックとともにおもてなししてくれました。

▶︎Viru Bog
タリン郊外にバスで移動し、Viru Bogという沼地を中心にエストニアの大自然や風景、Viinistu Art Harbourを探索しました。シェフであるエストニアクルーのカルロが森の中で素晴らしいランチでもてなしてくれました!サーモン最高!

▶︎Farewell evening
最終日のディナーは Fotografiska でパーティーをおこないました。エストニアで有名なミュージシャンもゲストとして登場し、サプライズコンサートを楽しみました。

振り返って

あっという間の3日間で、エストニアチームのホスピタリティに感動しました。
日頃グローバル間でテキストでのやりとりをおこなってはいるものの、対面でコミュニケーションを取ることで、お互いの熱量を感じることができましたし、より距離を縮めることができたように思います。

今回をきっかけに、活動のコラボレーションがさらに加速しそうな予感・・ ・!
そして次回のVIVITA Global Junctionが楽しみですね😉

Photo(一部) : Marek Metslaid Photography