こんにちは。新しい年度が始まりましたね。
今年ついに花粉症を自覚したVIVITAクルーのさかいです。
序文
突然ですが、みなさんは現在どんな環境で働いていますか?
世の中がいつもの日常を取り戻しつつある今日この頃、オフィスに出勤するようになった人も多いことでしょう。それでいて、この数年でモノゴトの在り方が見直され、人々は形骸化した悪しき習慣と決別し、必要に迫られてオンライン化が一気に加速、そうして最適化されたものが社会に定着していきました。
さて、そんな風向きのなかで弊社(VIVITA JAPAN・VIVIWARE)の近況といえば、戻ろうにもオフィスがすでになく、相変わらず在宅ベースのリモートワークを続けています。そもそも世の中がどうにかなる前から “Anytime, anywhere” 制度(働く場所と時間の制限なし)の弊社ですので、世の中がどうなろうと関係ありません。
好きな場所で好きな時間に働き、現場がある人は現場に赴き、活動拠点に顔を出して交流し、みんなで集まる必要があれば適した場所を用意する。コミュニケーションの問題はオフィスがあろうとなかろうと組織にはついて回る問題ですのでさて置き、各人の自由で自律的な創造性が求められるフェーズの弊社においては、案外マッチしているのかもしれません。
そして何しろ弊社には「俺は常に進化しとるけんね!」と笑顔で言い放つファウンダーがおりますので、これからも変化していくと思います。何ならこの記事を書いている明日には変わっている可能性だってあります。逆に言えば思考停止したら終わり、変化し続けないと我々は組織として存在する意味がないんです。どうです、実に刺激的でしょう・・・。
と、少々話がそれましたが、「この数年で最適化された世の中同様に、個人の作業環境もいい感じにパーソナライズされているはずだ」という仮説のもと、改めてVIVITAとVIVIWAREのメンバーが現在「楽しく快適に仕事するために、どんな作業環境を構築しているか」を管理部のくぼちゃんと一緒に調査してみました。
長い前置きの割にテーマが普遍的で何なら今更感すら漂いますが、在宅ベースの “Anytime , anywhere” を実践するためにいろんな工夫が隠れているはずです。もしかしたら皆さんの役に立つモノがあるかもしれないので、ぜひ最後まで読んでくださーい。
ウッディの場合
「ウッディ」ことトレヴァー・ウッドさんはアメリカ出身・関東在住のエンジニアです。ゲームで楽しく遊んでいるうちに好奇心と学びを深掘りしていけるような、新しい学びのプラットフォーム開発に取り組んでいます。Zoomで取材しました。
快適な作業環境を構築するもの1「窓」
まず最初にウッディが挙げたのが「窓」でした。今の家を選んだ理由も「大きな窓があって公園の緑が見えるから」だったそう。何よりも窓が大事、ただただ窓が欲しいとのことです。その気持ち、とてもよく分かります。私も緑の窓が欲しい。
モニターの後ろに見える公園の緑、とってもいいですね。なお、乱視持ちのウッディにとって高解像度大画面のモニターも必須アイテムとのこと。
快適な作業環境を構築するもの2「昇降式デスク」
在宅でデスクワークをしていると、どうしても運動不足になりがち。というわけでウッディが手に入れたのがIKEAの昇降式デスク。座りっぱなしにならないよう、立って仕事をするためです。
電動だときっと1日に何回も高さを変更してしまうけれど、手動ならせいぜい1回か2回だろうと、あえて手で動かすタイプを選んだそうです。賢いしストイック。
また、PCを3つ使っているウッディですが、天板の下に棚を2段取り付けてPCやケーブルをまとめて収納することで、デスクの上をすっきりさせています。
ちなみにマウスやキーボードは遅延のない有線にこだわっているそう。なお、100円で買ったというこのマウス(どこで100円で買ったんだ!?)、とても使いやすくて気に入っており、日本にしか売ってないので10個買って5個アメリカに持って帰ったとのこと。
快適な作業環境を構築するもの3「ホワイトボード」
ホワイトボードが大好きなウッディ。でもホワイトボードは結構場所をとるし、壁にネジ止めしたら大家さんに怒られちゃうし、ってことで、クローゼットの扉にホワイトボードのシートを貼っています。これはナイスアイデア。私も思考を書き出したい!
そして最後に、「コーヒーがあったほうがめちゃ進む。」 とのことでした。
コーヒーブレイクめちゃ大事。
あいはらさんの場合
VIVIWAREのQAエンジニアとしてだけでなく、最近はVIVIWARE普及の営業マンとしても忙しい日々を送るあいはらさん。東京にいないときは、大体北海道に出没しています。フォームにて回答をいただきつつ、zoomで取材しました。
快適な作業環境を構築するもの1「間接照明」
明るすぎると注意散漫になり画面に集中しにくいのと、悪いハッカーのようになれて「俺かっこいい」になれるため。(あいはらさん)
あいはらさんとオンラインで打ち合わせすると、地下組織のハッカーとつながっている錯覚に陥り、自分も悪の手先になったような気分になれます。何かになりきることは、オンオフの切り替えが難しい在宅勤務において非常に有効なのではないでしょうか。
快適な作業環境を構築するもの2「超ゾーンに入る曲」
悪いハッカーが恐ろしいほど集中できるマストアイテム。集中しすぎて子どものお迎えを忘れること多々。(あいはらさん)
悪いハッカーがゾーンに入る音楽ならばてっきりデスメタルかEDMだろうと思ってリンクを開いた時の驚きを何と表現すればいいのか。試しにBGMとして流してみたところ、とっても心が落ち着きます。皆さんも大自然に抱かれて超集中してみませんか。Keep Calm and Carry On…
快適な作業環境を構築するもの3「スニーカー」
触ってよし、匂いよし、愛でてよし。サイコーの癒し。(あいはらさん)
まてまて・・・?とツッコミを入れたくなりますが、スニーカーマニアとはそういう生き物なのでしょうか。というわけで話を聞いてみたところ、仕事部屋にコレクション棚があり、辛いことがあったら振り返って眺めているそうです。
現在50〜60足のコレクションがあり、苦労して手に入れたり、思い入れがある品物はシュリンクフィルムでラッピングしているとのこと。いつから集めているのか尋ねると、「水澤さんと出会ってから」との答え。
え、水澤さん・・・?VIVITAエンジニアの水澤さんってことは、最近じゃないですか。聞けばVIVITAに入社後、水澤さんの影響でもともと持っていたスニーカー熱が再燃したそうです。そういえば水澤さんもあいはらさんに影響されてバイクの免許を取ってましたよね?
「そうそう、先日二人で(ASIA JUNCTION参加のため)金沢までツーリングしたんですけど、ついでに飛騨高山の旅館に泊まったんです。誰もいない大広間で、二人で向かい合って晩ごはん食べました。」
これはまた、ずいぶんと仲良しです。おしごと環境を楽しくするコツは、上手に気分転換できる趣味を持つこと、それを一緒に楽しめる仲間がいることかもしれませんね。
mixさんの場合
VIVITAのデザイナー兼エンジニア、そしてメンターとして暗躍するmixさん。タスクが山積みになり忙しくなり過ぎると息を潜めて浮上してこなくなることがあり、その存在は時に神出鬼没ですが、とっても頼りになる存在です。フォームにて回答をいただきました。
最近は肉体を捨てたことで話題になりました。
快適な作業環境を構築するもの1「自作デスク」
鉄パイプと集成材で自作したデスクです。キャスターが付いていて作業環境を丸ごと移動できるようになっています。家中どこでも仕事やモノづくりができます。可動性を重視してサイズはコンパクトですが、業務内容に合わせて拡張やカスタマイズができるようになっています。(mixさん)
おうちDIYを紹介するYouTubeチャンネルを運営しているmixさん、やはり快適な作業環境は自分でつくります。さすがです。私も自分好みに自作してみたいけれど、いずれくる引っ越しが頭をよぎるとなかなか行動に移せない。
快適な作業環境を構築するもの2「トレイボー」
仕事ではデスクトップPCとMacBookProを使い分けています。CADや3DCGなどのグラフィック負荷の高い業務ではデスクトップPCを使い、コーディングやUIデザインではMacBookProを使うことが多いです。後者の時は特にリラックスした状態で作業したいので、ソファやベッド、バルコニーのベンチなど、気分や天気に合わせていろんな場所をウロウロしています。その時に役に立つのがこのトレイボーです。小さなヨギボーの上にトレイがついていてどこでもMacBookProを開くことができます。そして一瞬で駄目な大人が完成します。(mixさん)
人をダメにするビーズクッションで有名な「Yogibo(ヨギボー)」ですが、たしかにこれは便利そう。か、買っちゃおうかな・・・。なぜかソファでPCを膝に載せたほうが思考が捗る時があるし。”Laptop”ってそういう意味だし。
快適な作業環境を構築するもの3「3Dプリンタ」
プロトタイプには欠かせないツールです。Amazonのセールで2〜3万円ほどで買いました。安価ですがパフォーマンスは十分です。買う前は「そんなに使わないかもな」と思ってましたが、アイデアを手軽に形にできる環境があると、逆にアイデアを閃きやすくなりました。うれしい出会いです。特にDIYや電子工作では「こういう形状のパーツがあればなぁ」というときがあるので、かなり役立ってます。(mixさん)
数年前、ブームに乗って3Dプリンターを買ったけれど使いこなせないっていう人が世の中に溢れ返りました(大袈裟)が、こうやって活用するんですね。当たり前ですけれどね。モノづくりの環境を自宅に整えている人が多いのもVIVITAの特徴かもしれません。
家元の場合
VIVISTOP金沢の立ち上げとともに金沢に移住し、VIVISTOP金沢のクルーとして奮闘している「家元」こと小寺さん。金沢のクルーは基本的にVIVISTOPで仕事しているらしく、関東組とは多少趣きが異なるだろうとは思っていましたが・・・。やはり次元の異なる回答が返ってきました。
快適な作業環境を構築するもの1「作業用手袋 護(MAMORI)」
作業用手袋は色々な種類をこれまで使ってきていて、割とすぐに穴が空いて使えなくなるものが多かったのですが、最近使っている護(MAMORI)という商品は耐久性もあり使いやすいです。手のひらのゴムコーティングの厚さもちょうどよい厚さで、滑り止め加工が施してあり、インパクトを打つ際に木ねじを押さえる時にも指先が巻き込まれにくくなっています。背抜きで蒸れにくいのもポイントです!(家元)
ページを開いたら自衛官が出てきて二度見しました。自衛隊員の手を護るために開発されたという手袋、民間人の手ならば尚さら強力に護ってくれそうです。
快適な作業環境を構築するもの2「バンドソー」
金沢には木材を切断する道具は、手のこ、ハンド丸ノコ、スライド丸ノコ、テーブルソー、電動ノコギリ、ジグソー、糸鋸と色々あるのですが、最近のおすすめはバンドソーです。バンドソーは輪っかになった刃が回転して切断する構造で丸ノコのようにキックバックが起こらないので安全に使えます。刃の調整はコツがいりますが、細かな加工から割と大きなものまで精度高く加工できます。角材はスライド丸ノコ、大きな板材はテーブルソー、板材の細かな加工はバンドソーですね!(家元)
さすがはVIVITAの木工王です。バンドソー、使いこなしたい!安全第一!
快適な作業環境を構築するもの3「帰り道」
金沢のクルーは住んでいるところが近いので帰りは一緒に歩いて帰ることが多いです。家の前まで行ってバイバイするのは小学生以来ですし、東京ではなかなか考えにくいことだと思います。VIVISTOP から家までは歩いて40分くらい掛かりますが、街並みが変化するのであっという間に感じます。この道すがら職場では話さない話題などをしながら帰ることで1日をリセット出来ているような気がします!(家元)
家まで一緒に歩いて帰るとは・・・!!何と言うチームワーク、何と言う絆。仲良きことは美しき哉。たしかにこれは、快適なおしごと環境づくりに欠かせないものですね。健康にも良さそうです。
風邪で高熱にうなされながらもフォームで回答を送ってくれた家元、ありがとう。
後書
というわけで、今回は4人に話を聞いてみましたが、まさに十人十色でした。
ちなみに私さかいの必須アイテムは
1)MOFTのパソコンスタンド AirFlow Stand
2)セレッシャルのハーブティー各種とサーモスの真空断熱マグカップ
3)ウィークリーバーチカルタイプの手帳と透明ボディの4色フリクション です。
ノマドワーカー歴が長すぎて自宅に作業環境を構築しない派につき、作業机を兼ねた6人掛けの大きなダイニングテーブルが仕事場なのです。同じテーブルで朝昼晩ごはんを食べているよ!ドンマイ!(そういう人多そう。)
以上、2023年度版 VIVITAクルーの愉快なおしごと環境白書でした。
まだまだ変態的環境を構築しているクルーが隠れているはずなので、また調査してみたいと思います!
(了)