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山口市のLittle.Seekersで発見!VIVIWAREの達人

こんにちは!VIVITAクルーの窪田です。
私はいま、VIVISTOP YAMAGUCHIの活動をするため山口に滞在しています。

私はVIVISTOP YAMAGUCHIのクルーを務める傍ら、週に一回「Little.Seekers」というVIVIWAREを導入している民間学童のお手伝いもしています。そこに VIVIWAREを使い倒している面白いメンバーがいるので、今日はその「VIVIWARE達人」の活動の紹介をしたいと思います。

(VIVIWAREの達人Hくん)

施設(Little.Seekers)の紹介

Little.Seekersは、子どもたちが遊びを通して、自分らしさや人生の主人公として生きるための経験に触れることのできる会員制の児童クラブです。自分らしさにぴったり合った生き方と、それを生涯大切に守っていくスキルを育むことを目指しています。

littleseekers.jp

Little.Seekersでは、子どもたちの活動の多様性、そして主体的に取り組めるために様々な環境工夫を施しており、VIVIWAREもそのひとつとしてオープン時に導入されました。

達人との出会い

私が初めてLittle.Seekersを訪れたのは半年ほど前で、VIVIWAREの達人(本人希望により匿名としています。)と出会ったのもその時でした。 そのとき彼はすでにVIVIWAREを使いこなしており、1階の身体を使って遊べる場所で、VIVIWAREを使い銃撃戦ごっこをしていました。

(1階の身体を使って遊べる場所。通称「うごかす」)

彼のつくった光線銃は、ただ「撃つ」というものではなく、トリガーを動かして弾を補充する必要があったり、スライダーを上下しチャージすることでパワー砲も撃てるというものでした。

(光線銃を使う達人)

VIVIWAREで銃のようなものをつくる子には、これまでも何度か出会ったことはありましたが、そこまでの機能がついているものはみたことが見たことがなかったので非常に驚いたのを覚えています。

そのうえ山口では、分からないことがあったとしてもすぐにエンジニアに聞ける環境でもありません。 彼はほぼ独学でVIVIWAREを覚え、使いこなしていました。

他の作品たち

達人にとってVIVIWAREは身近な存在であり、「こんなことやってみたい。」と思ったらすぐにVIVIWAREで出来ないかを試します。そんな活動から生まれた作品をいくつかご紹介したいと思います。

オリジナルデジタル時計

これはLittle.Seekers専用のオリジナル時計です。 Little.Seekersでは時間によって出来るアクティビティが異なり、また掃除の時間やミーティングの時間などは決まっています。

ただ、遊びに夢中になっていると時間を超えてしまったり時間になっても気づかないことも・・・。 そんな状況を解決するために生まれたのがこのデジタル時計でした。

この時計は切り替えの時間になるとチャイムが鳴り、またライトの点灯や文字で今何が出来る時間なのかを教えてくれます。 この時計が出来てからは、みんなも自動的に意識の切り替えが出来るようになりました。

(時間によって色と表示が変わる)

砂浜再現装置

これは波の音がする装置です。 夏休みに1階をキャンプ場に仕立てて遊んでいたのですが、砂浜やキャンプファイヤーがあったらいいね。という意見がありVIVIWAREを使って波の音やキャンプファイヤーの炎を表現していました。

波の音といっても、VIVIWAREの中に最初から波の音があるわけではありません。まずは波の音がどのようなものかを調べ、その後もともとサンプルで入っていた「ザー」という水の音を改変し、波の引いたり寄せたりという音を作り砂浜を表現。

最終的には、その音にあわせて波や炎のゆらぎをライトでつくり、みんながゆったりすごせる場所になるよう試行錯誤していました。

(実際の疑似キャンプ場。リラックスして気持ちよく寝ている子も。)

その他にも、みんなでボール遊びをする時の得点カウントシステムや、バンドで使う音が鳴るシステムをつくったりなど、達人は次から次へと作品を生み出しています。

私が達人の作品を見ていて面白いなぁと思うのは、習い事のように新しい何かを生み出すという目的でVIVIWAREを使うのではなく、学童での生活/活動を補助したり遊びを拡張するという目的でVIVIWAREを使っているところです。

Little.Seekersは学童なのでご飯を食べたりくつろいだり、普段の「暮らし」とは切っても切り離せない関係にあります。また、いろんな子どもや大人が施設の中で共同体としてすごしているため、さまざまな活動が自然発生的に生まれます。

達人を見てると単純にその「起こること」に対して「こうしたらもっと面白くなりそう」「遊べそう」「みんなと楽しくなりそう」という好奇心のもと、VIVIWAREを使って楽しんでいるように感じました。

またそれは、Little.Seekersという環境だからこそ、子どもたちも自由に挑戦や活動ができるのだと思います。

(東京に住んでいるVIVIWAREエンジニアとオンライン通話で話す達人。)

次はどんな作品が生まれるのか、楽しみにしつつ、これからも全力で伴走したいと思います。

(施設とVIVIWAREについて話す施設長ふーみんと達人)