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トチオンガーセブンと夢のコラボ!変身ワークショップ@長岡 レポート その1

こんにちは、VIVITAのエンジニアのかっしーと申します。
2021年12月5日に、新潟県長岡市と共催で「変身ワークショップ」を開催しました。本記事ではその様子のレポートをお送りします!

本レポート記事は3部作構成となります。
レポートその1:本記事
レポートその2:https://blog.vivita.io/entry/2022/02/22/132616
レポートその3:https://blog.vivita.io/entry/2022/05/26/080000

変身ワークショップとは

変身ワークショップとは、子どもたちがVIVIWARE Cellを使って変身ポーズ開発をおこなう1日ワークショップです。
特撮ヒーローが大好きな僕たちVIVITAメンバーの「変身ポーズはプログラミングを伴う作品である」という持論を元に企画しました。

なぜ変身ポーズがプログラミングなのか

子どもたちが憧れるヒーローは多くの場合独自のポーズをとります。
アイテムを構え、腕を振り、大きく回転、飛び跳ねる等。 それらのアクションの要所で効果音やエフェクトがタイミング良く発動した時にはものすごい高揚感に浸ることができます。 「振り付け、効果音、エフェクトを組み合わせ、自分で予め決めた手順で再現する」これはまさにプログラミングなのです。

この日参加した子どもたちは小学1年生から4年生まで、男女合わせて計20人。
全ての子がキラキラと輝くオーラを放ち、若きヒーローにふさわしい風格を備えています!

スペシャルゲスト、星狐太郎さん登場!

そしてなんとなんと!ここでスペシャルゲストが登場です!
新潟が誇るヒーロー、トチオンガーセブンに変身する星狐太郎さんです!

トチオンガーセブンとは

トチオンガーセブンとは、蛇王一族 (じゃおういちぞく) 首領ゲドロンの邪悪な野望を打ち砕くために 神の狐 [ 天狐・栃尾之牙(とちおんがー ) ]と宿命の栃尾人 [ 星狐太郎(こたろう) ] とが融合した姿である。友達愛・家族愛・郷土愛、この炎のたからものを守るため、人社会と獣社会の狭間で苦悩しながらも生きる証を見出し、己の命を懸けて斗う(たたかう)愛と正義の戦士なのだ!(公式HPより抜粋)

トチオンガーセブンは長岡市栃尾で油揚げ屋さんを営む店主である星さんが自主企画・制作されている特撮ヒーローで、2017年にはTVシリーズ1期が地上波で放映、2018年には劇場版が公開され、そして本WS直後の2021年12月にはTVシリーズ2期が放映されました。

造形・設定はもちろん、映像作品の画作り、脚本、そして変身ポーズ、全てにおいて星さんの圧倒的な情熱と技術とこだわりがこれでもかと詰め込まれた珠玉のヒーローです。今やご当地ヒーロー界で、いや日本特撮界で最も注目度の高いヒーローの1人と言っても過言ではないでしょう!

今後ますます活躍されること間違いなしです。VIVITAの企画メンバー全員が心の底の底から大好きであることは言うまでもありません!

未見の方は公式Youtubeを今すぐチェックしてください。
テレビシリーズ1期、2期(2期は2話まで)が公開されています。
絶対に今すぐ見るべきです!

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この日は変身を題材にしたワークショップということで、星さんには子どもたちの前で変身ポーズを決めていただきました。 毘沙門堂の油揚げを両手に構え「トチオンガー、スパーク、ファイヤー!」の掛け声とともに両肩に装着します。

生の変身ポーズを見た感想はズバリ「本物」。
張り詰めた低い声、どっしりと腰を据えた安定感、動きが大きく見える緩急のつけ方、全てが本物。

ワークショップ会場全体が震えるほどの熱気に包まれます!子どもたちだけでなくスタッフの大人陣も大興奮のファンサービスです。 この迫力は写真と僕の文章だけでは到底表現しきれないです。この凄さを確認したい方は 今すぐ Youtubeで映像作品のトチオンガーをチェックしてください。(2回目)

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VIVIWARE Cellを使って変身ポーズ

ロボット製作やおもちゃ製作などに使われることが多いVIVIWARE Cellですが、変身ポーズの開発にも非常に相性の良いツールです。

ボタン、スライダー、距離センサー、加速度センサーなどの入力装置が揃っており、それらセンサーを自由に組み合わせて、LEDとスピーカーの出力、そしてポージングを組み合わせることで自分だけの変身ポーズを組み上げることができます。

さらにマウンター機構によって手軽に装備・換装をすることができるのも強みです。

トチオンガー専用! カスタムVIVIWARE 「あぶらあげCell」

地元のヒーロー、トチオンガーセブンがワークショップに来てくれることは子どもたちにとって夢のような出来事かと思いますが、我々VIVITAにとっても夢のようなコラボパートナーです。

この日のためだけに、特製のVIVIWARE Cellをご用意しました。
それがカスタムVIVIWARE 「あぶらあげCell」です。

厚手の布で、トチオンガーの変身アイテムである栃尾の分厚い油揚げを模した筐体をつくりました。

内部にはVIVIWARE Cellを仕込んでいます。このVIVIWAREはLEDストリップとリードスイッチを備え、子どもたちが好きな色、好きなパターンでLEDを点灯・点滅させることができ、また、ベルト・ガントレットへの装着を検知して、装着時に効果音を鳴らすなどもできるようになります!

このCellには「カスタムCell」という技術が使われており、VIVIWARE Cellの拡張性の高さをうまく活かすことができました。 カスタムCellについてはまた別の記事でご紹介したいと思います。

星さんにこの「あぶらあげCell」の紹介をしたところ、激励の言葉をいただきました。

大好きなトチオンガーから認められたエンジニアの僕(かっしー)は感激のあまり、ワークショップ最中にも関わらずその場で崩れ落ちて泣いてしまうという一幕もありました。取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。

変身ポーズ製作開始!

気を取り直していよいよ製作開始です。

子どもたちは初めて使うツールであり、変身ポーズを「作る」という経験も恐らく初めてだったと思います。 いきなりガシガシとポーズを取る子もいれば、なかなか取っ掛かりがないという子もいました。

星さんは参加者の子どもたちに寄り添ってアドバイスをしてくださいました。

変身に関する造詣の深さと引き出しの多さはさすがの一言で、ポージングに悩んでいた子どもも星さんのレクチャーを受けることで自分なりの型を見つけることができたようです。

丁寧に子どもたちを導くその姿はまさにヒーローそのものです。

子どもたちが変身に使うアイテムモチーフはトチオンガーセブンと同じく「栃尾の油揚げ」です。

地元の名物であり、子どもたちにとっては目にしたり食する機会も多いでしょう。子どもはあぶらあげCellに思い思いのトッピングを施し、美味しそうなオリジナル油揚げにしていきました。

ワークショップ運営は長岡市の職員の方々とおこない、地元の大学生、CS合同会社の方々、デザイントークの宮田さん、VIVISTOP NITOBEの山内先生にも、子どものメンターに入っていただきました。

子どもとの対話を楽しんでくださる方々ばかりで、おかげさまで大変満足度の高いワークショップを作り上げることができました。
皆様本当にありがとうございました。

いよいよ変身ポーズの発表の時間!

製作の時間が終わり、いよいよ発表の時間です。みんなで横一列になり、星さんの合図で変身ポーズを披露します。

保護者の方、市職員の方のカメラの前で変身ポーズ!
最後は星さんから子どもたちに講評と激励を賜り、これにてめでたくワークショップ終了!

しかし、この後驚きの事件が・・・?

その2へ続く)

本ワークショップの様子がYoutubeで公開されました!

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