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VIVITA ROBOCON in NITOBE 2022 レポート

こんにちは、VIVIWARE のたおたおです。
2022年9月3日、新渡戸文化学園で「VIVITA ROBOCON in NITOBE 2022」が開催されました!

今回は、子どもたちがどうやってロボットをアップデートしていったか、いくつかピックアップしながらご紹介したいと思います。

テンプレロボ

参加者のほとんどが最初につくるのがテンプレロボ。マニュアルに沿って作っていくと、ロボットに必要なパーツや、どうやったらタイヤやアームが動くのかがわかるようになっています。

今年のテンプレロボは、アーム部分がバージョンアップ!絶望的に忙しいスケジュールをぬって、VIVIWARE エンジニアのかっしーが熱い想いを込めて設計してくれ、以前のものよりサーボの角度調整や、故障時の交換がしやすくなったように思います。

このテンプレロボが完成したら、いよいよ、ステージに設置されたそれぞれのギミックに対応できるロボットにアップデートしていきます。
ここから参加者それぞれの個性が出てきて、とてもおもしろくなってきます!

+個性

どんなロボットにしようか、手を動かしながら考えていくうちに最初に考えたものとはどんどん変わっていきます。どんな試行錯誤があったのか、何人かに着目しながら紹介していきましょう!

なおっぱす

テンプレロボができあがって、さぁ次はどうしていこうか?となったとき、好きなものを考えてみました。

「えーと、ゲームでしょ、サッカーでしょ・・・。あ、ひらめいた!大好きなアメコミのキャラクターつけてみようかな!」
と、発泡スチロールをたくさんカットしてみたり、
「高いところのボールも取れるようにしたいな」
と、アームを動かしたら一緒に動く、棒人間のような機構を考えて作ってみたり。

どんな形にしようかな
棒人間みたい!

そんな中、「それ、神社みたいに見える!」という他の参加者の言葉にインスピレーションを得て、神社の塗装にしました。

アーム伸ばすぞ

こうやって参加者がそれぞれに影響しあい、ひとりではできなかったようなものができあがっていくところも、VIVITA ROBOCONの醍醐味のひとつです。

好きなものをたくさんつけて本場まで待機中!

ゆうた

早々から富士山のロボットしたいと言っていたゆうた。
たまたまクルーの一人が「張り子にしてみたら」と言い、たまたま出場予定のクルーが張り子作業をしようとして、じゃ、一緒にやろうか!とトントン拍子。

富士山の素とケーキの素

燃えさかる溶岩つきの、おおきなおおきな富士山ができあがりました。

溶岩から飛び出すのはアイアンマン!

次に、どうやってボールを取るか、ギミックに注目して考えていきます。

「アームを活かしてみたらどう?」というエンジニアのアドバイスで、最初は床ぎりぎりまで覆われていた富士山を修正してアームが出るようにし、このアームで床に散らばったボールを狙います。

さらに、高いところにあるボールも取れるよう、熊手のような機構も追加しました。
アームにはキャプテンアメリカ、熊手にはアイアンマンと、こちらもアメコミの装飾をして本番に挑みました!

アメコミブーム?!

はると

ピカピカと光るトラックのような、さらに、取ったボールを溜めて流し出すダンクアップ式のロボットにする!と決めて、まずは荷台を作り、ボールを溜めたら斜めに動くように、サーボを取り付けました。

色もかたさもピッタリの廃材を活用

ところが、ボールが荷台に入る手前で落ちてしまう・・・。
ここで、「もっと傾きが必要なのかも」とのエンジニアのアドバイスにより、ボディの下にもサーボを取り付けた「sokoage」機構を追加して、するっと流れ落ちるように仕上がりました!

うまく傾いたね! d^^b
流れた!

ロボットの名前にもあるように、漆黒のボディにするため小さなパーツも丁寧に黒く塗り、光が際立つロボットが完成しました。

じゃんじゃん光らせていこうぜ!

こうして、子どもたちが悩みながら大人たちと一緒に考え、何度もやり直しを重ねて作り上げたロボットたちが大活躍したロボコン本番は、こちらから見ることができます!

youtu.be

▼VIVISTOP NITOBEクルーによる活動記録もぜひ!
www.nitobebunka.ac.jp

www.nitobebunka.ac.jp

www.nitobebunka.ac.jp

www.nitobebunka.ac.jp

おわりに

余談ですが、ロボットを走らせるためによく使われるギヤボックスの組み立てには、つまづきポイントがいくつかあります。

例えば、シャフトの穴に差してタイヤを固定するギザギザの目の入ったアレ、正しくはスプリングピンと言うそうなのですが、私があのステップをクリアするのには、軽く30分はかかっていたものです・・・。

ここですね!スプリングピンめ!

ところが。
つい先日行われた柏の葉ロボコンで、企画・運営をした中高生クルーの祥平が、自発的に書いてくれたのがこちらです。

ギアボのアレ

何度もギヤボックスを組み立てていて、あのイライラが身に染みているからこそ、初心者の多い製作日に書いてくれたのでしょう。これがもう大助かり!

柏の葉だけでなく、新渡戸で製作する子どもたちにも、この写真を見せながら、
 「わかるよー。ここむずかしいしイラっとするよね!見て見て、この絵、わかりやすいでしょ?これ見ながらやってみよう、ロボコンの先輩が書いてくれたんだよ」
と励ましながら、作業を進めていくことができました。

そんな柏の葉ロボコンは、9月25日にYouTubeでLive配信されました!
こちらもぜひご覧ください。

youtu.be

2022年のVIVITA ROBOCON

そして、今年は他にもVIVITA ROBOCONが予定されています。
詳細は、こちらの記事からどうぞ!

blog.vivita.io

この他にも色々と企画が進んでいるようです・・・!
どうぞお楽しみに!

みんなありがとう!