こんにちは、VIVIWARE株式会社の嶋田です。
いつもは子どもたちとの活動についてのレポートが中心ですが、今日は「大人向けにワークショップしました!」という内容になります。
お邪魔したのは図書館総合研究所さんが運営する茗荷谷の「超図書館総合研究所」です。 図書館総合研究所は、図書館づくりのコンサルティングをおこなっており、そのために日々図書館の新しい役割や可能性を探求している企業です。「超図書館総合研究所」は、図書館を研究・発信し、まじめに面白がるための場として昨年11月に設立されました。
今回は「図書館xものづくり」を大きなテーマとし、都内の図書館館長を中心とした図書館関係者の皆様にむけて、VIVITAやVIVIWARE社がおこなっているプロトタイピングの体験ワークショップを実施しました。
子どもたちと実施する際には2時間でおこなうワークショップですが、今回は時間の都合もあり全体として1時間、製作時間としては45分というチャレンジングな時間設定です。当然、VIVIWAREを全く知らないゼロからのスタートです。また、大人を対象としたワークショップは初めてということで、一体どうなることかと緊張と不安のなかスタートしました。
VIVIWAREを触ってみる
時間がないため、VIVIWARE Cellについては軽く触りだけを説明しました。約15分です。短い!でも、なんとかなるのがVIVIWARE。あとは作りながら分からないことは聞いてくださいということで、早々に次に移ります。
(触りながら覚えるのが一番の早道!)
お題を決める
時間がないなかで何を作るか悩んでいる暇はありません!過去のワークショップでも実施している、ランダムなワードを組み合わせてお題にする強制発想法を用います。
ランダムなワードを組み合わせる方法については、VIVITA 今冨さんお手製のお題ジェネレータを活用します。
(お題ジェネレータでお題を決める、お題をどのように解釈するかは自由です)
(お題をものに落とし込むためにグループで相談)
とりあえず作る
いつものように工作に使えそうな材料を用意しました。
ここで驚いたのは参加者の皆さんの動きだしの早さです。子どもよりも大人のほうが、完璧を目指そうとしたり意味を求めたりしがちなので、お題が決まってもなかなか手が動かないのではないかなと想像していました。ですので、当初の不安も「大人で45分の製作時間はさすがに短いのでは?」というところから来ていました。しかし、それは私の杞憂だったようです。
(スタートの合図とともに一斉に材料の調査に集まる皆さん)
(おなじみの工作材料たち)
材料を一通り確認したあとは、グループに戻って一斉に製作がスタートしました。制作中は、ワイワイガヤガヤと楽しそうな声が聞こえてきます。皆さん普段からコミュニケーションされている方たちなのかなと思っていたのですが、どうやら初対面の方同士もいらっしゃったということで驚きです。
グループワークにすると、やる人とやらない人の差が大きくでてしまったり、意見がぶつかって雰囲気が悪くなったり、特に子どもの場合はそれが顕著で難しいなと思うのですが、今回はむしろ良い結果になったなと感じました(これは狙ったわけではなく、参加者が40名近かったためグループワークにしたという背景があります)。
発表する
皆さんの積極的な参加のおかげで全てのグループで、動くものが完成していました。
最後にグループ毎に「どんなお題が出て、それをどう解釈し、何を作ったのか」を発表していただきました。
発表も笑いや拍手に包まれて無事終了となりました。
最後に
最初の不安は何だったのかというくらい、参加者の皆さんの積極的な参加もあり、楽しい会となりました。
図書館は子どもたちにとって家でも学校でもない、第三の場所としての役割を求められつつあります。そういう点では、VIVISTOPのあり方とも近いと思っていますし、そういった場所であるためには、単なる知識をインプットするだけの場所ではなく、アウトプットしコミュニケーションを促す場への変容が求められているのではないでしょうか。
今回の活動が今後の図書館の発展の一助になれば幸いです。
図書館総合研究所のnote記事はこちら
【つくること】 図書館長たちとつくってみた|図書館について語るときに我々の語ること当日の様子を収めた動画
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株式会社図書館流通センター(TRC) || お知らせ:図書館を研究・発信し、まじめに面白がるための場「超図書館総合研究所」を11月30日に設立します