こんにちは、VIVIWAREのエンジニアのかっしーです。
先日、別記事にてVIVITA ROBOCON in NITOBE2022のレポートがありましたが、 今年はその後も続々とVIVITA ROBOCONが開催されています。各大会の様子をまとめてレポートします!
VIVITA ROBOCONとは
VIVITA ROBOCONは、子どもたちが自分のアイデアを具現化するオリジナルロボット製作プロジェクトです。課題の解決に向けてロボットの仕組みや構造を考えて製作し、プロジェクトを自分の力で推進します。元々はVIVITA社がVIVISTOP内のイベントとして主催していましたが、VIVIWAREをVIVISTOP以外でも使っていただくケースが増えてきており、現在は各拠点ごとに独自に開催されています。
柏の葉大会
千葉県柏市にある柏の葉 KOIL FACTORY PROでVIVITA ROBOCONが開催されました。
▼VIVITA ROBOCON in KASHIWANOHA 2022
かつてVIVISTOP柏の葉で活動していた中高生達が委員会を結成し、企画運営をこなしてくれました。史上初めての中高生たちが主体となって運営するVIVITA ROBOCONです。 参加者の技術サポートのみならず、ステージ・ルールの考案や表彰副賞の企画デザイン、当日の配信運営なども中高生たちが手がけてくれました。
彼らの奮闘の様子の詳細は、ぜひ以下のnote記事でご覧ください。
かつてのロボコン参加者が次世代の参加者たちに技術やノウハウを伝えてくれる状況は、僕にとっては感涙ものです。コミュニティが自律自走し始めた感じがしてうれしい気持ちになります。
僕も子どもたちが企画したステージでぜひとも競技をしてみたくなり、気合を入れて一世一代の新型ロボットを制作して挑戦しました。(僕のロボ制作は3月の金沢配膳ロボコン以来です)
なお、結果は0点でした...
悔しすぎて競技後は泣き崩れてました...
取り乱してしまい申し訳ありませんでした...。
稲武大会
愛知県は豊田市、稲武町にてVIVITA ROBOCONが開催されました。
こちらは豊田市を中心に子ども向けの活動を行う会社「STUDEO Local Activators」さんの主催により実施され、 制作・運営サポートとして愛知工業大学の方々が関わってくださいました。
ステージのテーマは稲武の豊富な農産物の収穫を目的とした「収穫祭」であり、開催場所は史上初めて屋外開催となる「道の駅どんぐりの里いなぶ」の広場。 好天にも恵まれ、稲武町の美しい自然の原風景をバックにロボットが活躍する今までにないさわやかな大会となりました。
また、道の駅という場所がら、一般の通行の方々がたくさん観戦してくれました。当日立ち寄った子供が楽しめるように体験用テンプレロボを用意していましたが、こちらも好評で何人かの子どもは飛び入りで競技に参加してくれました!
軽井沢大会
長野県の軽井沢風越学園にてVIVITA ROBOCONが開催されました。
風越学園は近年設立された学校です。浅間山が見渡せる自然豊かな敷地に、扇形の独特の形状の校舎が図書館のような雰囲気で建立されています。
幼稚園・小中一貫校が一体となった学校であり、異学年混成の活動や、子どもたちが自由に活動できる時間がたっぷり取られた時間割など新しい試みが多数おこなわれています。
本大会は自由講座の一環として実施され、希望する小中学生10数名が参加してくれました。
他の拠点ほど製作期間をたっぷり取ることができず、各回1時間強、全4回という限られた活動時間でしたが、それでも生徒たちの情熱があふれており、最終日には他拠点とも遜色ない熱気あふれる製作風景が広がっていました。
本大会はステージ設計は僕(かっしー)が担当しました。
軽井沢の大地を模したステージとし、地名及び学校名にもある「風」をイメージした、風力でボールが浮き上がる新要素を備えています。
史上最高難易度のつもりで設計しましたが、子どもたちには割とあっさり攻略された上、「簡単じゃん」と余裕の態度までとられ、帰りの新幹線あさまで少し泣いてました(笑)。
世田谷大会
東京都市大学の学園祭「世田谷祭」の中でVIVITA ROBOCONが開催されました。
▼VIVITA ROBOCON with CO-SAKU-DANI 2022 in Tokyo City University
こちらの主催はシモキタFABコーサク室 と、東京都市大学機親会の皆さんです。
参加者たちは機親会メンバーのサポートのもと、シモキタFABコーサク室で約3ヶ月間に渡って製作を頑張っていました。
ステージ設計は株式会社船場さんご協力のもと、「都市鉱山の収集」というテーマで設計されました。 今までのVIVITA ROBOCONとは一線を画す鮮やかな彩りの床に多種多彩な地形と建物が混在し、さらには一般の方々も制作に参画した都市を背景に据え、壮大で挑み甲斐のあるステージとなりました。
co-saku-dani.com co-saku-dani.com
また、開催地が文化祭であることを鑑み、当日立ち寄る子どものためのコンテンツも豊富に用意されました。
機親会のメンバーが作成したVIVIWARE Cellを使った対戦ゲーム「スキャンファイト」、そして稲武と同様にロボットの当日製作体験ができるゾーンが備えられました。
盛りだくさんのコンテンツを運営するには人手が足りないと機親会から不安の声があがりましたが、それを聞いた柏の葉の中高生たちが準備・当日運営でヘルプしてくれました。
拠点間での助け合いやノウハウ共有の文化が徐々にできてきたようで、これもうれしいポイントでした。
VIVITAは助け合いでしょ!(決め台詞)
まとめ
2022年秋はたくさんの拠点でVIVITA ROBOCONが開催されましたが、どの拠点のご担当者もVIVITA ROBOCONの目指す方向性に強く共感していただき、積極的に運営に関わってくださいました。結果として開催期間もステージ・ルールも様々になりました。もちろん競技参加者のロボットも多彩で各大会とても見応えがあります。気になった方はぜひ各イベントページやYoutubeをご覧ください!
また、VIVITA ROBOCONを開催してみたくなった拠点・コミュニティの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
VIVIWAREのエンジニアが全力で開催をサポートします。
予告
2023年4月に東京でVIVITA ROBOCONの大規模大会が開催されます。 各拠点から競技者が集結し、熱量たっぷりの競技を繰り広げます。ご期待ください!(参加希望拠点の方はご連絡ください!)